2014年の映画『ソウル・ガールズ』を見ました!!

ソウルガールズ [DVD]

 

原作は舞台ということですな!!

ちなみにオーストラリア映画です。

採点3.6/5.0

アボリジニの人種差別的なテーマも含んだ作品で実話をもとに作成されています。

歌唱シーンは迫力があり見応えのある作品に仕上がっていますね!

あらすじ

アボリジニの一族のゲイル、ジュリー、シンシアは歌が大好きな三姉妹。

しかし、いとこのケイとオーディションしても先住民への偏見から落選してばかり。

そんな彼女たちは歌手と自称するデイヴと出会い、ソウルミュージックを習うが…

以下ネタバレあり

冒頭 先住民の慰留地でソングバーズとして歌うゲイル、ジュリー、シンシア、ケイ。

時が流れ、彼女達はコンテストに出ようとしている。町ではだらしない歌手のデイヴがタレントコンテストで司会をしている。

そこに現れるゲイルとシンシアは客から差別を受けてしまう。

2人が歌い始めると引かれたデイヴもキーボードを弾き始めてジュリーも現れステージで歌う。

しかし子供以外の反応は冷たく、喧嘩になるがデイヴが彼女達の肩を持ったためクビにされてしまう。

彼女達はデイヴにベトナム戦争の慰留コンサートで歌うためベトナムに行くように提案するが断られてしまう。

しかしデイヴは彼女達にソウルを歌うことを提案し、ともにオーディションに行くことになる。

彼女達の母は反対するが、デイヴの熱意と彼女達の願いに負け、母親のジュリー以外の参加を認める。

デイヴは彼女達の父から彼女達を託される。

ゲイルとシンシアはメルボルンに住んでいたケイに会いに行く。

白人と仲良くしているケイに失望するゲイルは去るがケイは子供の頃の夢を思い出して迷う。

その晩デイヴに黒人達のパーティに連れて来られるシンシアとゲイル。ジュリーが家出したことを知らされ、ジュリーとケイが合流する。

ケイを認めたがらないゲイルだが、ケイが歌いだすと自然に歌を唄い出す。

練習する4人だがデイヴは黒人らしく歌うことを要求して、ゲイルをリードから外そうとする。

反発するゲイルだが、みんなの意見を聞きリードから外れて、ジュリーがリードになる。

ダンスの振り付けも練習する4人。

シンシアは恋人のジミーと結婚することになるが、結婚式直前に振られてしまう。

オーディションにてデイヴの演奏で歌い、ケイがとっさに思いついたサファイアズの名前で合格する。

4人はベトナムサイゴンに到着し、プロモーターのマイロンと会う。

マイロンは32組のグループを抱えており、夜のステージの出来が悪いとオーストラリアに返すと言われてしまう。

そのステージで上々のパフォーマンスを見せるサファイアズ。

マイロンを納得させ、ショーの目玉になりツアーに出ることになる。

ケイは軍人のロビーといい仲になる。

ジュリーは戦地であることに恐れを抱き、デイヴとゲイルは言い合いになる。

翌日から戦地のキャンプで歌うツアーに出て、大盛況を収める。

しかし、戦地を横断し手を握り合うデイヴとゲイル。

ゲイルは恋人ができたシンシアとケイに嫌味を言うが、デイヴとの仲を馬鹿にされている。

デイヴは高額のギャラをもらい兵士に抱きついている。

デイヴは酒を飲んで盛り上がっているところをゲイルに呼ばれる。ゲイルはまただらしなくなっているデイヴに警告するが、酒に酔ったデイヴは護衛がつかない地区でのギグを理解せずに受けてしまう。

ケイはロビーからデートの誘いを受ける

ゲイルは10年間白人と過ごしたケイにステージでだけ黒人に戻るのか?と言い、殴り合いになる。

ゲイルは冒頭の4人の少女時代の歌がケイの母の誕生日祝いだったがそこに政府の車が現れ肌の白いケイを白人にするために連れ去ったことをデイヴに話す。

ケイは母の葬儀で白人として振舞っておりゲイルにはそれが許せなかった。

デイヴはゲイルを励ますため2人で見つめ合いながらダンスを踊る。

ケイはロビーから告白を受け、キスをする。

4人はステージで歌って順調にツアーを進める。しかし、ある時護衛がつかなくなり、バンドも撤収することを告げられる。

マイロンに通話履歴を突きつけられるデイヴ。デイヴに失望するメンバー達。

険悪な空気の中車で移動するメンバー。デイヴはその車中で結婚してることを告げる。

デイヴはプロデューサーのマガリックにジュリーのみを紹介している。

ステージは大盛況を収めるが、シンシアはショーの途中で客席に降りて酒を飲んでメンバーに休憩中怒られ、ステージから降ろされる。

デイヴはゲイルに妻のことを説明し、手紙を渡す。デイヴは何をしてもパッとしない人生にサファイアズが現れたことを告げ手紙を自分がいないところで読んでくれと告げるがその時、キャンプが襲撃される。

シンシアとジュリーを探しに行って撃たれてしまう。

メンバーはヘリコプターで戦地を後にするが乗せられた遺体を見て精神的ショックを受ける。

ゲイルはデイヴの手紙を読み、結婚したい旨が書かれており涙を流す。

時を同じくしてキング牧師の暗殺も全世界をニュースで駆け巡っておりマイロンに世界中の黒人達がサファイアズの歌を求めていて歌ってほしいと告げる。

サファイアズはステージに上がりゲイルがリードとして涙を流しながら歌う。

ステージの横からロビーがデイヴが生きていることを告げる。

ゲイルとデイヴはキスをする。

サファイアズは帰郷して、家族と抱き合う。ケイはアボリジニの洗礼を受け、その様子を見たゲイルは涙を流す。

デイヴとゲイルは結婚することを告げ、町に住むことになる。

夜デイヴはアボリジニ達の前でステージで歌っており、サファイアズのライブも司会する。

ライブは大盛り上がりの中幕が閉じる。

所感

なかなかいい映画でしたな…

ジャージー・ボーイズのような感じで実話に基づいた話なんですけど、差別問題にも絡ませているのでややテーマとしては重いのかなと。

この映画の最高のシーンは最後のケイの洗礼かな。

肌が白いからと言う理由だけで親から引き離されて白人として優遇され、ゲイルから軽蔑されるケイ。

でも心の中では3人のことを忘れてなかったからこそメンバーとして復帰してぶつかり合いながらも最後洗礼を受けたんですよね。

どんなに裕福な生活をしてても心の裕福さはお金じゃ買えないんだなと思いました…

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