2015年のドイツ映画帰ってきたヒトラー』を見ました!!

帰ってきたヒトラー [DVD]

帰ってきたヒトラー [DVD]

 

ドイツでベストセラーになった小説の映画化版ですな。

かつて世界を震撼させたヒトラーが現代に蘇ったら…と言うコメディ映画です。

 

採点4.0/5.0

 

後半の盛り上がりは物凄いです!ヒトラーがなぜかつて全国民を統べる総統だったのかコメディタッチでよくわかる一作ですね!

 

あらすじ

 

かつて世界を震撼させたアドルフ・ヒトラー

現代に蘇った彼はモノマネ芸人と間違われ、テレビ局をクビになった男からスカウトされテレビ出演する。

そっくりな演説に人気を博す彼だが、1人の老女が本物だと気付いて…

 

以下ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭ヒトラーはマナー講師に誰も敬礼しなくなったことを嘆いている。みんなそうだと返されるヒトラー

 

ヒトラーは現代のドイツを嘆いており、全ての破壊を目論む。ヒトラーは突然現代に蘇りボロボロのヒトラーは少年たちに声をかけられる。

 

道路に出るとセグウェイにひかれそうになるヒトラー

自分の時代と変わりすぎて戸惑いを隠せない。道行く観光客にコスプレと思われて写真を撮られる。

 

若妻に声をかけるものの変人と思われて顔に催涙スプレーをかけられてしまう。その後道端で倒れるヒトラー

テレビ局では女性の局長が誕生している。経費削減で解雇されてしまうザヴァツキ。局を放り出されてしまう。

 

ヒトラーは目覚めた先の売店で現代が2014年だと知る。食品を怪しむヒトラーは撮影でもしてるのかと言われる。雑誌を読んで情報収集をしようとする。

 

そして戦争に負けたこと、冷戦になってメルケル首相に収められていること、現代の政党をディスる。一方で環境保護に勤しむ緑の党は評価する。

 

ヒトラーは夜店主がいない売店に泊まることになる。その頃映像を見ていたザヴァツキはヒトラーのコスプレをした男がいることを知る。

 

臭いと言われてクリーニングに行くヒトラー。その場で脱ぎ出すヒトラーにドン引きするみんな。下着も洗ってもらうことになる。

 

代わりにカジュアルな服をもらって売店に戻るとザヴァツキと出会う。ザヴァツキに軍事についてめちゃくちゃ説教するヒトラーヒトラーのズレた発言に水を吐き出してしまうザヴァツキ。

 

ザヴァツキはママにお小遣いをもらってヒトラーを撮影することになる。派手な外見の車も借りるが、銃殺刑にするぞと脅される。

金を請求する店主に栄誉を与えて去るヒトラーハンブルクに向かう。

 

ズゥルトでは雨の中撮影をしてヒトラーの話を聞く。ホテルでテレビに驚愕するヒトラー。テレビ番組を見てイラついている。

ヒトラーは番組のテーマを政治に決めて、向かう先々にて政治に関することを聞く。

 

ヒトラーは政治に不満を持っている人々が多いことを知り、外国人の移民を問題視する。色んな人を自分についてくるか誘うが、仕事があるとかで断られてしまう。

 

犬に優しく語りかけるが吠えられて、指を噛まれるヒトラー。犬を銃殺してしまう。

ザヴァツキに怒られて銃を取り上げられてしまう。ザヴァツキは副局長に最後のチャンスをもらおうとするが援助の金をもらい損ねる。

 

ヒトラーは資金集めのため道端で肖像画を描いて金を稼ぐ。めちゃくちゃ下手な絵を描いて笑われる。

 

ミュンヘンでは豊かな自然に感動して色んな人と話すヒトラー。ハチに刺されて痛がり、反ドイツの者たちには容赦なく制裁を加える。

ヒトラーSNSを通じて有名となる。ザヴァツキは副局長のブリンクにヒットした動画を見せる。

 

ヒトラーはテレビ局でプロデューサー達に説教して、プレゼント思われて爆笑をさらう。

局長から見初められて合う番組に出されることになる。ザヴァツキも復帰することとなり、同僚の女性といい感じになるが彼女は悪魔崇拝だった。

 

ヒトラーは出演の準備を始めるが、パソコンの使い方を学ぶ。

ユダヤ系のジョークを言いながら番組の構成を練るブリンク。ヒトラーはブラックジョークのコメディ生放送に出ることになる。

 

ヒトラーが紹介されて番組に出ると、本番さながらの雰囲気と長い沈黙で空気が張り詰める。ヒトラーが話し始めると見事な演説で大ウケをかっさらう。

 

ザヴァツキは同僚の女性と関係を持ち、ブリンクとヒトラーはメインキャストに怒られる。

局長はヒトラーを全ての番組に出すように指示してヒトラーは爆発的な人気を得る。

 

世界中でヒトラーの演説は話題を呼んでYouTubeの格好のネタとなる。ヒトラーは右翼の政党の存在を知り、接近する。

しかし、自分の主義とは異なり彼らに任せてはおけないと憤る。

 

ヒトラーは徐々に人望を集めて、右翼の政党の本部に乗り込む。

ビルネ党首と話すが愚か者と断じて真正面からディスる。めっちゃ落ち込むビルネさん。

 

ヒトラーの活動は民衆扇動の罪で告訴状が出てしまう。しかし、検察はヒトラーのファンで形式だけの捜査となる。ヒトラーを追い出したいブランクはヒトラーが殺した犬の存在を知る。

 

局長はヒトラーの過去がないことを怪しんでヒトラーと面談し、本物のヒトラーを出すわけにはいかないと語る。

 

ある番組でヒトラーは犬を銃殺している映像を流される。ヒトラーは犬の自業自得と断じて興奮して全てを破壊すると喚き始めてクビになってしまう。

 

局長もクビになり、ブリンクが局長となる。ヒトラーはザヴァツキの家に泊まることとなる。そこで2作目の本を執筆するヒトラー

目覚めてからの話を本にしたヒトラーの本をザヴァツキが元局長に渡して大ヒット。

 

またもやスターに返り咲いたヒトラーはテレビ番組に出始めて軍隊の訓練にも携わる。

3ヶ月後ブリンクは視聴率低下で大ピンチに陥っていた。ブリンクはヒトラー並みの暴言を吐いて部下は恐れている。ブリンクはヒトラーを呼び戻すことを決める。

 

ヒトラーの映画撮影現場に行くブリンクは、ザヴァツキと放送することを交渉する。

ザヴァツキの彼女のクレマイヤーの家に行くヒトラーは女性の認知症の母に本物であると見破られる。

あまりの剣幕にザヴァツキも本物であると気づき始める。

 

撮影を進めるヒトラーは冒頭の目覚めたシーンが思い出せずにザヴァツキは深刻に本物だと思い始める。外ではネオナチに襲撃されて病院に運ばれるヒトラーその頃ザヴァツキはテープに映っていたヒトラーが出現瞬間を見てそこがかつての総統の地下防空壕だったと知る。

 

ザヴァツキはヒトラーの病室で局長にヒトラーが本物だと喚く。ザヴァツキはヒトラーを捕らえるために外に出てヒトラーに銃を向ける。

ヒトラーは部下達と共にいたがザヴァツキに連れられザヴァツキはその威圧感に圧倒される。

ビルの屋上にヒトラーを追い詰め、ヒトラーはザヴァツキに撃たれてヒトラーはビルから落ちていく。

しかしザヴァツキが下を見るとヒトラーは消えており、背後に立っていた。

 

ヒトラーは自分は人々の一部であると語り、先ほどの場面は映画の撮影だった。局長達は撮影を終えたヒトラーのこの場に来られなかったザヴァツキを偲んでいる。

ザヴァツキは精神異常者として捉えられていた。

 

エンディングで局長とともに手を振りながら車で外遊するヒトラーに人々は手を振って微笑んでいる。

そして難民に関して暴動を起こしているドイツ人達の映像が流れてヒトラーが人々を煽るチャンスだとして映画は終わる。

 

所感

 

ブラックコメディの名作では…?

 

正直あまり期待しないで見たんですけど、前半はコメディ色が強いものの後半のシリアスな展開は物凄く、緩急がうまくつけられてる作品だなと思いました。

 

一番のハイライトはやはりヒトラーの始めの長い沈黙からの演説の場面で威圧感満載。たしかに彼の凄みで国民が流されてしまったのもよくわかる気がしますな…

 

多分この映画の一番言いたかったことは最後の難民問題。前半でもドイツ人達が外国人の移民が多いことに不満を持っていましたが、最後にぶち込んできましたね笑笑。このままだとヒトラーのような人物が現れておかしい方向にドイツが行ってしまうから助け合うべきだということがメッセージかなと個人的には思いました。

 

後ザヴァツキですけど、彼はもうとにかく不憫。ヒトラーが本物だと唯一わかって止めようとしたけどはたから見たら確かにあり得ないことだし、精神病を疑われても仕方ないかな…

 

ドイツでこの作品が売れていることがびっくりですが、見応えのあるブラックコメディ映画となってますので、ぜひ見てみてください!

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