2017年の映画『ラッキー』を見ました!
この映画は名脇役として活躍してきたハリー・ディーン・スタントン主演の映画ですね!
採点3.6/5.0
あらすじ
神など信じず生きてきた偏屈者のラッキーは90歳の一匹狼。
毎日朝起きてバーに行き仲間と飲みながら話す日々を送っていた。
そんなラッキーはある日突然倒れたことがきっかけで自身に死が近づいていることを意識していき…
以下ネタバレあり
ラッキーは朝起きて歯を磨いてシャワーを浴びて一人暮らししている。
ストレッチもしてカウボーイハットを着て街に出かける。
タバコを吸いながら道を歩くラッキーはカフェに入って悪態をついて話している。
カフェの主人はラッキーのタバコを注意してラッキーはクロスワードを始める。
ラッキーは歩いて帰り際に食料品を買って帰る。
ラッキーはテレビを見ながらコーヒーを飲んで、そのうるささにテレビを切る。
ラッキーは家の中のスタンドで朗読を始めて、夜の街のバーに行く。
そのバーでは老人たちが昔話をしており、その中で100歳の亀が逃げた話になる。
ラッキーはまた朝起きて同じ行動を繰り返している。
しかしその時不意にラッキーは倒れてしまい、病院に運ばれる。
ラッキーは健康であるとドクターに言われて、検査の結果が出たら連絡すると言われる。
ラッキーは永遠に生き続ける存在はないと言われて死について考える。
ラッキーはまたカフェに行って主人に倒れたことを明かす。
ラッキーは騒がれて気分を害して道端で空き缶を蹴っている。
ラッキーは雑貨店でタバコを買い、そこでも心配されるなど様子が少しおかしい。雑貨店の店主には末っ子の誕生パーティーに誘われる。
ラッキーは返事を待ってもらうことにして、家では電話をかけている。
しょんぼりしているラッキーは夜になるとバーに行き、やたらと悪態をつく。
弁護士にやたらと突っかかるラッキーはかなりイライラしている。
カメをなくした男性は亀のことで怒り出して泣いてしまう。
ラッキーはバーで弁護士と喧嘩寸前になるが思いとどまりまた朝を迎える。
ある日カフェの女性がラッキーを訪ねてくる。
彼女はラッキーを心配しにきて、ラッキーは死への不安を語る。
ラッキーは弁護士とカフェで鉢合わせして、仲直りして会話をする。
ラッキーはある日ペットショップに入って店主と話す。
夜ラッキーは1人でハーモニカを弾いてこおろぎの鳴き声を聞く。
ラッキーは翌日海兵隊の老人とカフェで出会う。
その老人のスパークスと話し、昔話をしている。
パーティに行くラッキーはスペイン語を話して打ち解ける。
バーではラッキーはタバコのルールを破ってみんなに責められる。
ラッキーは翌日サボテンの生える土地で過ごしたあとまた道を歩いていく。
所感
深いなぁ…
ラッキーの考えていることは恐怖。必ず逃げられないものに対する恐怖が目に見えてきましたな。
それでもルーティンになっていることから逃げ出すことはできない。これは鳥籠の中にいる鳥に似てるなぁ。
人間も動物も必ずいつかは死ぬ。その中で自分が後に残る人にどれだけの記憶を残せたかに全てかかってるのかもな。