2013年の映画『ミルカ』を見ました!
この映画はインドの1960年のオリンピックの陸上競技参加選手のミルカ・シンの伝記映画ですな。
採点3.8/5.0
あらすじ
1960年のローマオリンピック。インド選手のミルカには400メートル走で金メダル獲得の期待があったがゴール目前で振り返り、4位に終わってしまう。
その後のパキスタンとのスポーツ大会もミルカは団長に選ばれるが頑なに辞退して…
以下ネタバレあり
ミルカは冒頭大きな競技場でコールを受けてトラックに立つ。
それは1960年のローマオリンピックで400メートル走でミルカはトップだったが、しかしミルカはゴール目前で振り返ってしまい、抜かれる。結果は4位となり期待外れの結果となった。
ミルカは後日電話にも出ずに次の大会のインドとパキスタンの親善試合にも出ないつもり。
コーチのランヴィールはミルカが出ないのは個人的にパキスタンとの関係があるとネルー首相に話す。
ランヴィールはシンを連れてきて大臣に理由を話す。
シンはかつて軍人でミルカたちは訓練で走らされる。
ヘトヘトのミルカは脇腹が痛くて走れなくなる。
しかしミルカは誰よりも速く、また走り出したらみんなを追い抜いていく。
ミルカは子供の頃から人気者で近所でも可愛がられていた。
シンはミルカを徹底的に鍛えて、軍の競技会に出そうとする。
ミルカはある日代表選手と会い、声をかけられるがバカにされてしまう。
そしてミルカはこっそりその選手の部屋に入って選手の証のブレザーを着る。
しかし見つかってしまい、身包み剥がされてしまう。
シンは騒ぎを聞きつけてビンタ。選手のラナをその服が着たいなら負かせと語る。
そしてその大会ではミルカがめちゃくちゃ速くて勝ちかけるが足裏を痛めてしまう。
ミルカは足裏に石が刺さっており、アクシデントがなかったら一位だったことから国家のチームに入れられるようになる。
ミルカは幼少期姉のイシュリを探しており、軍隊に問い合わせている。
ミルカは姉と再会して、姉の家に帰ると姉が旦那に殴られていて悲しそうなミルカ。
ミルカは子供の頃ある日姉の旦那に襲いかかって旦那に出て行かされる。
ミルカは追っ手を振り切って、チームに入ったことで人気者になる。
しけし調子に乗っていると水を運んでいた女性とぶつかってしまい、一目惚れ。
そして声をかけるがあまり相手にされず、家までついていって水を運んであげる。
2人はだんだん仲良くなり、付き合うことになる。
さらに関所でも軍人に反発してみんなからの支持を得る。
しかし彼女に怒られてしまい、ミルカは軍隊にいた時の名残で錯乱して男を斬り付けて逮捕される。
ミルカはランヴィールと出会って、裸足で走れないことに違和感。
ミルカはトレーニングを続けてメキメキと力をつけていく。
危機を感じたラマは仲間を率いて襲撃。足を痛められる。
しかしミルカはラマの仕業であることを言わない。
ミルカは怪我を押して試合に出ようとしてランヴィールとシンに止められる。しかしミルカは志願してレースに出ることになる。
ミルカは痛みに耐えて走り出して足から血を出しながら走る。
しかしあまりの痛みに倒れてしまう。それでもインドの国内記録を破る走りを見せる。
ミルカは傷を癒すことになり、インド代表のブレザーをもらえることになる。
そして姉の元に行き、代表入りを喜ばれる。さらに姉に金色のリングをプレゼント。
さらに恋人とも会いに行くが恋人のビーローは引っ越していた。
ビーローは他の男と結婚していたと知り、ミルカは落胆する。彼女は抵抗したが無理やり結婚させられていた。
ミルカはビーローに会いに行くことを決めて、シンには代表となったことを喜ばれる。
オーストラリアに向かうミルカは飛行機内で美人のパリザードと出会う。彼女は水泳選手だった。
ミルカははじめての飛行機に取り乱して騒ぎを残してしまう。
オーストラリア人コーチのハミルトンに家に呼ばれたチーム。
さらにコーチの娘たちとも話すがあまりに綺麗でみんなテンパる。
そして彼女の友達に連れられてパーティに行くことになる。
ミルカたちはダンスと歌を楽しんで、コーチの娘と自分のホテルの部屋に入る。
2人はキスして関係を持つ。しかし次の日の練習に遅れてきたミルカはランヴィールに怒られる。
しかし翌日から彼女は応援に来て海で遊ぶなどかなりいい感じ。
しかしミルカは大会ではドベになってしまい、不機嫌。
ミルカは彼女を責めて怒って口を聞かない。そしてトイレで何度も自分の顔を引っ叩く。
そして帰りの飛行機内でコーチに400メートル走の世界記録を聞く。
ミルカはタイヤを引きずってトレーニングするなどを開始。原始的な厳しいトレーニングをこなしていく。
そしてアジア大会ではライバルのパキスタン選手のカーミクと出会う。ミルカはインドとパキスタンの国家間の問題もあり、嫌味を言われる。
実はミルカの村はパキスタンと国境を接しており、インド内に逃げな経緯があった。
そして200メートル走で対戦した2人はミルカが白熱のレースを僅差で制す。
イギリス連邦大会でも活躍して多くの国際大会で結果を出す。
そして1960年のフランス大会では世界新記録を樹立する。
さらにネルー首相はパキスタンとの親善試合をアナウンス。そしてミルカは主将としてパキスタンに行くことを打診される。
かつて村人たちがパキスタン政府の軍と戦って死んでいった場面がフラッシュバックする。
現代、ランヴィール達はパキスタンがミルカにとって悪夢の土地であることを知る。
ミルカは豪邸に住んでおり、コーチと大臣とも話す。
ミルカはデリーに赴いてネルー首相と話す。そして直接パキスタン行きを辞退する。
しかしネルーは彼を国中が求めていると話して、取り合わない。
パキスタンに来たミルカはカーリクとの試合が宣伝されてることを知る。
ミルカは記者会見を欠席。ミルカは家族がいた土地に来て家族が殺されていたことを思い出して涙を流していた。
しかしそこで親友のサムプリートと再会して抱き合う。
そして親善試合が始まってカーリクにリードされるがミルカはあっさりと抜き去る。そして1位となり、親善試合に勝利する。
インドはお祭り騒ぎとなり、幼い頃の自分の幻影と走り抜ける。
パキスタンの大統領はミルカにメダルを授与して物語は終わる。
所感
恋人はどうなった…
ミルカの走りは素晴らしくて、金メダルを獲得できなかったのが嘘のよう。バックグラウンドもよくわかりましたね。
しかしこのように国境の話とかって日本には無縁だよな。韓国との竹島とかはあるけど軍事的な話にはならないし。
しかし恋人がどうなったのか気になるなぁ。ミルカの行動力なら奪い返しに行ってもおかしくないけどな。