2006年の映画『墨攻』を見ました!
この映画は同名の漫画、小説の映画化作品ですね!
採点3.8/5.0
あらすじ
紀元前370年ごろ、アン・ソンギの10万の趙の軍が4000人しかいない梁の城に攻め入ろうとしていた。
墨に援軍を頼むものの時間切れが迫り、降伏しようしたその時墨の英雄の革離が現れる。
彼は一本の矢で趙の先遣隊を蹴散らして…
以下ネタバレあり
紀元前370年。趙軍は梁を攻撃対象として、梁は墨に援軍を申し入れるが返事はない。
梁の国王は降伏をするつもりで軍議を開いている。
梁は騎馬隊を揃えて開門。西からある男が歩いてくるのを見つける。
彼は墨の国から来た革離で、門を開けられる。革離が来たその時趙の軍隊が攻めてくる。
騎馬隊は先遣隊と会い、和議の封書を趙軍に渡す。
しかし趙軍は取り合わず攻め入ってくる。
革離は戦うことを唱えて戦略を唱えるように言われる。
そして弓を借りて、敵の将軍を馬から落とさて撃退する。
革離は梁からの贈り物を忘れており怒られる。そして馬の小屋で寝ている。
そして翌朝梁の王と謁見して、いかに長く城を守れるかを説く。
革離は兵の指揮権をもらえるよう嘆願して、王は戦わずに済む方法ないかと説く。
しかし革離は戦わなければ梁の民は犠牲になると話す。
そして帰ろうとすると革離は兵に囲まれて武器を向けられる。
そこに王がきて革離に従わないものは切ると宣言。革離が指導権を得て戦略を練る。
革離は防御を固めることを提案して7日で籠城用の城を作ると宣言。
そして篭城のための城を作って運搬を行なってくる。
そして趙軍が攻めてきて、逃げ出した農民が襲われて捕虜にされる。
彼らは墨の革離が来たことを語る。そして弓の名手の子団が実力を若君に見せる。
革離は1人で軍に向かって、趙軍の将軍と軍のゲームをする。
革離は騎馬隊の女子隊長に声をかけられて指示を求められる。
彼女は騎馬隊の娘で女子だからと蔑視されたくないため、夜間に任務を言い渡される。
脱走した農民は家族が殺されると話しており、革離を嫌っている。
戦いが始まって趙軍は矢に火をつけて放つが、梁は矢を回収する。
そして牛の糞を燃やして悪臭に怯んだ敵兵を上から矢や投石で倒していく。
ある地点で敵が侵入してきて騎馬隊の娘は父の死を確認。
趙の軍は侵入してくるが革離が身を挺して火のトラップにかけられる。
革離は腰を痛打して動けず、子団がなんとか救う。
子団は敵将を矢で討ち取って趙軍はこの日は撤退するが戦いで多くの命が失われた。
革離は夜騎馬隊の女子隊長の逸悦に話しかけられて、礼をされる。
趙軍は燕に攻め入る意見が出るが、その前に梁を倒すと息巻く。
農民たちは梁の中にスパイがいると見ぬいており、革離の暗殺計画があることを知る。
彼らは家族を助けるために刀に毒をぬり、革離を殺すことを計画する。
しかし革離に見抜かれて、彼は毒を飲んでおり、死ぬ。
そして死んだ彼のために革離は黙祷を捧げる。
そこで慣習を知らないスパイの娘を見つけて話し合おうとするが彼女は矢を刺されて殺されてしまう。
革離は夜抜け出して偵察に行くと逸悦がついてきていて怒るが案内される。
しかし2人は終われて追い詰められる。逸悦は泳げないのに川に飛び込んで革離も飛び込んで彼女を探してなんとか救う。
しかし彼女は気を失っており、なんとか蘇生させておんぶして連れ帰る。
趙は地下道を攻めることを決め、夜間に攻めてくる。
しかしトラップを発動させて、降伏させ、奴隷の男が梁の子供を投げ捨てようとして、降伏した兵たちもまた出てきて殺す羽目になる。
革離は殺さないから子供を渡すように促して男が子供を渡すと男は逃げて袋叩きに合うが、革離が庇う。
南門の戦地では趙の軍が何もできずに退却することになる。
革離は男を解放して、帰り道に趙が梁の兵士の死体を晒し者にしているところを見る。
梁の王は革離は優秀だが、国を治めるには向いてないと若君に話す。
逸悦は革離に話しかけて身の回りの世話をしている。
逸悦は戦いが望みなのかと話して、一生そばにいたいと愛を告白する。
趙軍は斎の国から攻撃を受けており、去るのではないかと偵察が伝える。
そして軍師は革離から指揮権を取るように王に話す。
趙軍は撤退するが実は一部の兵を残しており、短期決戦で1000人の兵を残して革離に挑んでくる。
逸悦は革離に声をかけて若君は墨の提言する兼愛は理想なのかと話す。
革離はみんなから人気で趙の肉料理を振る舞う。
そして革離が帰ると包囲されて王位を奪おうとはかったとあらぬ疑いをかけられる。
そこに若君が来て刃を向け襲い掛かる。それは芝居で人質となり、革離を逃すためだった。
2人は城の外に出て若君もついてくると話すが革離は城へと戻し、農民は革離についてくる。
しかしその時革離が作った遠距離の矢が飛んできて付き添いのものたちは死に、革離も負傷、若君も死んでしまう。
梁の王は若君を殺してしまった将軍を罵倒して処罰するが、100日以内に革離達を殺すことを条件に見逃される。
革離に従ったものは捕らえられ、子団は将軍に罪に問われて腕を折られる。
革離はかつて逃した奴隷の男に救われていた。そしてその中で革離は墨の命令ではなくて独断できていることを語る。
そして男が梁の城に入るための地下道を教えてついてくることになる。
城では謀反の疑いのある男が処刑されようとしており、逸悦も反抗して王に死刑を宣告される。
尚も反抗した逸悦は馬により引き回しの刑とされ、喉を潰される。
趙の軍は復讐を期して攻め込もうとしている。そして夜逸悦の処刑が始まろうとしているときに気球で趙軍が攻める。
逸悦はすでに体を縛られて馬が八つ裂きにしようとしていたが牢に戻される。
子団も牢に返されようとするが護衛が死亡。部下に逃げることを提言される。
梁は大混乱で弓兵は北門へ移動。子団は革離と合流する。
将軍は攻め込まれて絶望の中剣を抜いて趙の軍と交戦して果てる。
梁の兵士は大損害を受けて王も捕虜とされてしまう。
子団は革離についていくと話して梁城に戻ると話す。
趙の将軍は革離を待つ。そして城の外に現れた革離は趙と決着をつけると話す。
そして2人は城に入り、革離はここに残るから出ていけと話す。
将軍は確かに生きて帰れた方が勝ちだと話したので手が出せないことに気づく。しかし剣を抜いて命を狙う。
革離はあなたが死んでも死者は生き返るのか?と聞いて奴隷の男は地下を掘っていた。
すると水が吹き出して敵兵の場所に噴出する。
そして弓兵が出てきて農民達も一気に混乱に乗じて噴気。
趙の将軍は降伏をして革離は自分で救えと話し、地下で囚われる逸悦を助けにいく。
水が溢れる中苦しむ逸悦だが喉が潰れて声が出せない。
しかし逸悦の近くから革離は気付けず遠くへ行ってしまう。
逸悦は勇気を出して気付いてもらおうと音を立てる。
革離は気付いて牢を打ち破り、沈んでいた逸悦を確保。
しかし気を失っており、蘇生できず、死んでしまう。
趙の将軍は矢を放たれて遼の王が笑う中やぐらが燃えていく。
革離は農民の子供を連れて梁を去る。その後梁の王は悪政が祟り滅んでいる。
所感
ビンビンかわいそう…
戦記物なので犠牲は仕方ないけどビンビンが演じている逸悦さんには生きていて欲しかったな。切なくなった。
しかし革離はかっこいいな。この人と子団はとてもかっとこ良くてレッドクリフとかを思い出してしまった。
やはり中国とかの歴史が豊富な国はいいね。もっとも、ヨーロッパとかも歴史は深いけどアジアの方が日本には馴染みがあるな。