2012年の映画『チョコレートドーナツ』を見ました!
この映画は1970年代にアメリカで起きた実話を基にした映画で感動を呼びましたな。
採点5.0/5.0
あらすじ
1979年のカリフォルニアで歌手を目指すショーダンサーのルディはゲイで弁護士のポールと恋仲になる。
2人ある日ダウン症の少年のマルコを薬中の母親から保護。共に暮らして親子のような絆が生まれてゆく。
しかしルディとポールがゲイのカップルであることから世間の目は厳しく、マルコと引き離されてしまう。
以下ネタバレあり
冒頭マルコはぬいぐるみを抱きながら夜の街を1人彷徨う。
ポールは検事で、ゲイの集うナイトクラブにひっそりときている。
ルディはその中で一際目立つダンサーとして働いており、声をかなり通る。
ポールはルディに目を奪われてルディも彼のことを気にしている。
ポールは楽屋まで来てルディと車で関係を持つ。
2人は話し合ってポールは離婚したことを語る。
すると警官に尋問されてルディが怒らせてしまい、銃を向けられるがポールが法的な話で乗り切る。
ポールはルディを送って連絡先を渡す。
ルディはアパートの中にぬいぐるみがあるのを拾って隣家のうるさい家をノックする。彼女は大音量で音楽をかけており、かなり態度が悪い。
隣家の女性はヤク中で子供を置いて男と出かけるのをルディは見てマルコが家に入るのを見る。
ルディは家賃が払えず、マルコの家に行き音楽を止めるとマルコが1人でいるのを見て話しかける。
マルコはダウン症でルディはマルコを連れ出してポールに電話をかける。
しかし検事事務所に取り次いでもらえず、ルディはマルコと事務所に行く。
ルディは制止を振り切ってポールと会いに来てポールが応対する。
ポールは福祉局にアドバイスするように話すがルディは怒り出してポールは周りの目を気にして金を渡そうとするがルディは金を渡すからもうくるなと言う意味か?と聞いて去る。
マルコの母は薬物所持で逮捕されてマルコは児童局に引き取られるため荷物をまとめさせられる。
ルディは児童局の女性のマルティネスの電話番号をもらってマルコにぬいぐるみを渡してマルコは連れ去られる。
ルディはクラブで踊っているとポールが来ていた。
ルディは2人では話さないとしてポールは謝罪。2人は仲直りする。
2人は生い立ちを話して車で帰っているとマルコが1人で歩いているのを見てルディが止める。
マルコは歩いてうちに帰ると話して、ルディの家に3人は泊まる。
ポールは寝坊してしまい、ルディにキスをしてオフィスに電話するように話して出て行く。
マルコはお腹すいたと話してルディにドーナツを食べたいと話す。
ルディはドーナツは体に悪いと話してチーズとクラッカーを出すがマルコは食べたがらない。
ポールはルディが訪ねてきたことを上司に怪しまれて、ゲイではないかと疑われてルディから電話がかかる。
電話受けのモニカはポールに惚れてるようで上司にもニヤつかれる。
ルディは管理人にマルコがいることを見られたと話してポールはディナーに来るように部屋に呼ぶ。
ポールはマルコにドーナツをあげてチョコレートドーナツをあげる。
マルコはいつ母が戻ってくるかとルディに聞いてわからないと答える。
ルディは魔法使いの少年の話をしてその少年はマルコだと話す。
ルディはなぜマルコが望んだわけではないのに苦しまいとならないのかとポールに相談。
ルディはマルコの母と面会してポールとの関係を気づかれる。
ポールはマルコの面倒を服役中はルディが見ることを告げて、金はいらないと話す。
ポールは自分の部屋に同居してることにしてルディは同棲の誘いかと話して満面の笑みで同居することにする。
法廷でポールはルディの権利を求めて同居については従兄弟だと話して切り抜ける。
マルコは自分の部屋をもらったことが嬉しくて泣き出してしまう。
マルコはダウン症であるためいろんな病気にかかりやすく、将来も苦しいと医者に告げられる。
マルコは学校に入れられて、ポールも勉強を教える。
ポールはルディのためにスタジオを借りてデモテープを録る。
3人は実の親子のような関係を作って、マルコの担任は2人は素晴らしい親だが、世間の目はちがうと指摘して忠告する。
ポールはとても大きな案件を求められることになり、仕事も乗ってくる。
そして土曜にパーティに呼ばれるがルディとマルコも連れてくるように言われる。
パーティーでルディは上司に少し突っかかってマルコを見た上司は少し怪訝。
モニカはパーティーでポールに寄り添い、ルディは孤独に過ごす。
ルディは差別されていることに不満を語り、ポールと言い合いになり、上司はかなり怪しんでいる。
ポールは翌日呼び出されて、モニカも泣きながらすれ違い、ルディの部屋にも警察が来てマルコは連れ去られる。
上司はポールとルディがゲイカップルであることを通報して引き離し、ポールはクビにされてしまう。
ルディは反抗したため留置所に入れられてポールが迎えに来る。
2人は喧嘩になり、法廷でマルコの保護権を取ろうとするが却下される。
ポールは真理なしの決定は違法だと話して2人はマルコを守ろうとして戦う道を選ぶ。
ルディは勝ち目がないと話すポールに自分たちにも権利があると信じてると話す。
ルディはショーダンサーを辞めると話して同僚に怒られるが去る。
2人はマルコの親権を獲るためにカウンセリングに応じる。
マルコは2人と話したいかと聞かれるとうなづく。
マルコの担任も証人に来て、2人ほど愛情深い親はいないと話す。
カウンセラーも2人に好感を抱いたと話し、マルコが2人との暮らしを望んでたことを話す。
ルディはマルコの前で女装したことをつかれてマルコの好きなおもちゃはぬいぐるみだと話され、少し感情的になってしまう。
そして普通と違うから親失格なのか?とまくし立ててポールもマルコの真理なのにおかしいと喚く。
ルディはマルコに迎えに行くと電話で約束する。
しかし判決は無情で2人は親としてマルコの保護者には認められなかった。
その夜迎えにこなかったことでマルコは泣きながら眠る。
その後マルコとの思い出の映像を見ていたルディはハリウッドのプロデューサーからデモテープを聴いてショーで歌うように求められる。
ルディは綺麗な歌声でハリウッドで歌い上げポールも見守る。
2人は控訴することを決めて弁護士をつけようとして黒人の敏腕弁護士のロニーを雇うことにする。
彼には難しいにも程があると話されて不利であることを告げられるが各仕事をしないことを条件に引き受けてもらえる。
ルディはマルコに電話をかけて裁判が始まる。
ロニーは裁判で争うことを宣言して、2人はマルコと面会する。
そして裁判にポールの元上司のウィルソンが現れる。
そしてマルコの母が出てきて2人の裁判は唐突に終わり、マルコは彼女に引き取られることになる。
マルコは元の家に連れ戻されるが家ではないと話している。
ウィルソンはウインクして去っていき、2人はマルコから引き離される。
ロニーは2人を励まして正義などないと語る。
マルコの母のレオンは相変わらずヤク漬けの生活をしており、マルコをほったらかして大音量で男とまぐわい、男はマルコを追い出してレオンもマルコに廊下に出るように求める。
マルコは廊下にはおらず、外の街を人形を抱きながら歩く。
ルディはショーで歌声を披露し、ポールはウィルソンにタイピングしている。
ウィルソンや判事に送られた手紙には新聞記事があり、とても小さな面でマルコがある日3日間家を探して歩いて橋の下で死んだことが書かれていた。
ポールはマルコは明るく、チョコレートドーナツが大好きでダンスが得意で寝る前の話が好きでハッピーエンドが好きだったと書いてあった。
ルディは涙を流しながらマルコを想いながら歌を歌い上げ、ポールはその様子を見ている。
所感
泣いた…
この映画は大好きで、ルディの言葉がとても胸に刺さるんですよね。もちろん最後の手紙もそうだけど。
ルディの言葉の中で『マルコがダウン症であることも家庭環境も彼が望んだことではない。なぜこれ以上苦しまないといけないの?』という言葉を聞いた時に涙が出たのは僕だけではないと思うな。
もちろん100人いれば100人違う意見がある。その中でも正義とは何かを考えさせられるなぁ。