2017年の映画『タクシー運転手 約束は海を超えて』を見ました!
この映画は韓国で大ヒットを記録した映画ですね!
採点4.6/5.0
あらすじ
1980年の韓国。ソウルで11歳の娘を育てながらタクシー運転手をしているマンソプ。
彼は大金に目が眩んでドイツ人記者のピーターを乗せて光州へと向かう。
なんとか検問をクリアした2人だったがピーターはマンソプの制止を聞かずに撮影を始めて…
以下ネタバレあり
マンソプはタクシー運転手をしており、歌を歌っている。
するとデモが行われており、交通渋滞になってしまう。
マンソプは回り道をしていると事故を起こしかけて止まってると彼はデモ隊員で逃げ、破水した妊婦を載せることになる。
病院にまで届けたが夫婦は財布を忘れており、名刺を渡され、後日金をもらうことになる。
そして帰り道は子供とサッカーをして遊んでいる。
帰宅すると娘のウンジョンが寝ており、彼女は怪我をしていた。
マンソプはサングにいじめられたと思って家に乗り込むとその親に喧嘩してその子も怪我をしてることをクレームされる。
そして4ヶ月も家賃を滞納してると指摘されて逆に謝らされる。その様子を見たウンジョンは失望したよう。
そして喧嘩したことをとがめて我慢することを覚えろと話して水曜に出かけようと話すが稼ぎ時だからダメと言われる。
韓国では戒厳令が出されており、政治情勢が不安定だった。
ドイツ人記者のピーターは日本のホテルに到着。
そして彼は韓国に宣教師と偽って入国してくる。
マンソプはミラーを修理してサングの父親に昼ごはんを奢ってもらう。
そして家賃を借りることを話してその場で長距離運転を外国人が求めてることを知り、金を払わずに飛び出していく。
そしてピーターと出会したマンソプは代理人に怪しまれるが嘘をついて迎えにきたふりをして広州まで乗せることになる。
そして車が走った後本物の運転手が来るがマンソプはすでに発車してピーターに話しかけていた
ピーターはイライラして時間がないから早く広州まで迎えと話す。
そして前に行くと通行禁止となっており、ピーターはカメラを向けて通るように指示。
そして軍の検問にかかるとピーターが銃を鞄に収める。
なんとかマンソプは取りなしてバックして引き返してくる。
マンソプは光州はダメだと話すがピーターは譲らず、老人に抜け道を聞く。
しかしその峠の道にも軍人がいて、なんとか説得して通れるようになる。
ピーターは前金をもらいたがるマンソプにソウルに戻ってからだと話すが、マンソプはエンジンを止めて金を半分受け取る。
そして韓国語で罵ってそのまま車を走らせていく。
光州は危険地帯になっており、ピーターは写真を撮っていく。
そしてデマ隊に出会してピーターが英語でジェシクに取材する。
ピーターは取材のために来たと告げると大歓声を浴びる。
そしてピーターは取材のためにデモ隊のトラックに乗り込んでマンソプも後ろからついていく。
そしてUターンして帰ろうとして、老婆を乗せることになる。
彼女は息子が病院にいるということで、病院に行くと新しい韓国人の記者に声をかけられるが大怪我をした若者が運び込まれる。
マンソプは老婆に息子を探してほしいと言われて手伝うことになる。
息子のヨンピョは軽傷で、病院内には若者が多く運び込まれていた。
マンソプはピーターにそこで出会して鞄を勝手に持っていったのでめちゃくちゃ怒られる。
ピーターはカバンを取り残りの運賃を渡してソウルに帰れと話す。
しかし若者たちが逃げたマンソプに金を渡さないと話して喧嘩になる。
帰ろうとするものの、ピーターとジェシクを乗せることになる。
そしてデモの最前線に来て、おにぎりをもらったりする。
そこにいたチェにピーターはとても危険な現場だと告げられる。
そしてビルの上にいたみんなは軍にデモ隊が制圧される現場を見る。
ピーターは軍の暴行をビデオに収めてマンソプ達は下に降りてピーターも下からビデオを撮るがマンソプが守ろうとしてビデオを壊してしまう。
マンソプは2人を乗せて車にエンジンをかけるが目の前に軍人が来るがなんとか逃げる。
ピーターはソウルに帰ることを告げてジェシクはピーターに光州のことを世界に告げるように頼む。
ジェシクを下したもののタクシーがなんと故障。立ち往生してしまう。
そこに別のタクシーが来て引っ張ってもらうことになる。
そして修理店まで連れていってもらい、60キロも走っててよく来たなと言われる。
時間が修理にかかるためマンソプはウンジョンを待たせているため電話をしたいと話す。
ピーターは金を渡そうとしてマンソプは掴みかかってしまう。
ピーターは事情を理解するがその頃、ピーターの情報を軍が得ていた。
マンソプはピーターと共にご飯を奢ってもらえる。
そしてマンソプは英語をノリで通訳してすごい人と思われる。
チェは社長に記事を潰されており、記者としての職務に異議を唱える。
政府は民間人があまり死んでないと真実ではないニュースを流す。
ピーターは日本に戻って真実を記事にすると話す。
そしてジェシクが歌謡祭で歌う歌を披露して盛り上がる。
そして盛り上がっていると銃声が聞こえて遠くのテレビ局が燃えていた。
そしてみんなテレビ局の方に行ってると言われて、向かうとピーターの存在がバレる。
ジェシクは軍人に追われてピーターとマンソプを連れて逃げる。
建物の中に逃げるがジェシクは転んでカメラの部品を落としてしまい、取りに行くが目の前に私服軍人がいて倒される。
彼はピーターにカメラとフィルムを渡せば全員見逃すと告げる。
そして銃をジェシクに向けて、ジェシクは英語でピーターに逃げるように話してピーターは逃げることを選択。ジェシクは軍人の銃撃を妨害して2人は逃げる。
マンソプは逃げた先で軍が人々に暴行しているのを目撃。
軍人に追い詰められて暴行を加えられてしまう。
彼はソウルの運転手であると見抜いており、首を絞められるがピーターに助けられる。
なんとか逃げ帰った2人は匿ってもらうが、マンソプは倒れる。
マンソプはピーターにサウジアラビアで働いた経験を話して、そこで妻と死別したと話す。
そしてウンジョンが母の写真を見て泣いているのを見て酒に溺れるのをやめたと話す。
翌朝マンソプはタクシーを出すがナンバーを変えられて地図を渡される。
そしてピーターから金を渡されるが受け取ろうとしないが渡されて、ウンジョンの元に帰ることになる。
タクシーを修理に出したマンソプはウンジョンに電話をかける。
寝ていたウンジョンを起こすことはなく、ウンジョンのために靴を買う。
そしてご飯を取ろうとするがそこで光州で多くの死者が出てることを聞く。
そして運転して帰ろうとすると泣き出してしまい、光州へと戻ることを選択する。
そしてウンジョンに電話して水曜は出かけられないと告げて、客を迎えに行くと話す。
なんとか光州へ行くとみんなは病院にいてひどい状態だった。
ピーターは座っており、ジェシクや仲間達は命を落としていた。
ピーターは暗い顔で何も話さずにいたが、マンソプに全て撮ってくれと頼まれる。
ピーターは遺体と悲しむ遺族にカメラを向けて、軍は自分たちを皆殺しにするつもりだと聞く。
ピーターは現場に向かうことにして、マンソプも共に行く。
ピーターは軍に襲われた現場を撮影して銃撃が始まる。
そしてデモをしていたみんなを助けるためにマンソプは車で銃撃に突っ込む。
そして負傷者を助けに行き、ピーターは様子を撮影する。
するとヨンピョがトラックで突っ込んで盾を作ってみんなを助ける。
しかしまた銃撃は始まって多くの犠牲者が出てしまう。
そしてチェ達はピーターにソウルに帰ってこの状況を伝えてくれと頼んで2人はタクシーに乗って逃げる。
2人は検問に来るが不審がられてしまう。
そして車の中にあるソウルナンバーのプレートを見られるが、その軍人は全てを悟りながら2人を通す。
その直後に通報があり、銃撃されるがなんとか逃げる。
しかし追撃されて包囲されてしまい、ピンチとなるが他のタクシーが来て守ってくれる。
しかしみんなやられていってしまい、マンソプ達は逃される。
ピーターはマンソプの家族写真にペンダントの紐をつけて車に飾らせる。
ピーターは翌日空港に行き、日本行きの便で国をたとうとする。
そしてクッキーをウンジョンにと渡して、タクシーの修理代を払うから連絡先を教えろと言われる。
2人は別れ際にハグをしてピーターは彼のことを良い人で助かったと告げ、また来ると話す。
ピーターは急いで飛行機に乗り込んで日本へと飛び立つ。
マンソプはウンジョンの元に帰って抱きしめる。
ニュースでは光州の軍の蛮行が流されており、ピーターも涙を流す。
ピーターはマンソプの名前のタクシー運転手は見つからなかったと告げられて、つけられているため探すこともできない。
そして20年後韓国に来たピーターは雪が舞う中韓国で表彰を受ける。
そして光州での思い出を語り、マンソプに最も会いたいと話す。
マンソプは相変わらず客に安い金でタクシーに乗せており、新聞でピーターの記事を見る。
ピーターはマンソプとまた会いたいとスピーチで話してマンソプは記事を見て感謝するのは俺の方だと呟く。
そしてその時客が乗り込んで新しい場所へとマンソプは向かう。
ピーターはすでに亡くなっており、実際のインタビューでもマンソプと会いたいと話していた。
所感
号泣…
いや〜かっこいいなぁ…これが実話なのがとてもかっこいいし、偽名で渡して金を受け取らないかっこよさやな。
当時の韓国は軍部独裁。今でもかなり激しくデモが行われてるけどその時代に生きた中ですごい経験をしてるな。
マンソプのかっこよさもそうだけど、やはり出てきた人たちみんながかっこいい。世界に知らせないといけないしな。