2009年の映画『私の中のあなた』を見ました!
この映画は人気小説の映画化作品ですね!
採点4.4/5.0
あらすじ
白血病の姉(ソフィア・ヴァジリーヴァ)に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって生まれた11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)。彼女はこれまで何度も姉の治療のために犠牲を強いられてきたが、母サラ(キャメロン・ディアス)は愛する家族のためなら当然と信じてきた。そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
以下ネタバレあり
冒頭アナは浜辺で座っていて家族のことを話す。
そして自分は遺伝子操作で作られた子供だと語り、白血病の姉であるケイトを救うために作られたと語る。
ケイトは余命わずかで母のサラは懸命に看病と家事をしている。
兄のジェシーとケイトも仲良しで父のブライアンも共に食事。
ケイトは丸刈りで体調を頻繁に崩してしまう。
アナはジェシーに定期をもらって弁護士のキャンベルの元に来る。
キャンベルは勝率91%でアナは臓器提供を拒否するため両親を訴えると話す。
自分が生まれたのも姉を救うためだと話して、キャンベルも事実だと知る。
アナは臓器提供を拒否すればケイトは死ぬもののアナは決意。キャンベルも少ない資金で快諾する。
サラは幼い頃にケイトが白血病と知り、絶句。
サラはケイトを死なせない決意をしてアナは帰宅するとケイトが吐血して医者が駆けつけていた。
ジェシーは親戚たちが冷たいことを話して、それでもみんなケイトの容体が悪いことを医者に知らされに来る。
サラとブライアンの臓器はケイトに不適合でドナーを待つことを提案される。
しかし医師はもう1人適合する子供を作ればドナーを作ることができると提案。サラは決意する。
アナは弁護士を雇ったことを話してさらにもうやりたくないと話してサラは取り乱す。
サラはアナをビンタしてアナは部屋を駆け出す。
ブライアンは消防士で家に帰宅してこのことを話し合う。
ブライアンはアナの主張に自分たちのエゴがあったのかもしれないと思う。
サラとブライアンは話し合ってアナも遠くから見ている。
サラはあくまでもアナをドナーにしようとしていて、ブライアンは説得は無理だと話す。
サラはキャンベルの元に乗り込んでまだ子供だと話すがキャンベルが後見人をすると話す。
2人は言い合いになり、キャンベルは行きすぎたと思ったことはないのか?と問いかける。
サラは家でもイライラしていてケイトにも当たる。
ケイトは容姿も気にしていて、サラはなんと自分も剃毛する。
そして家族で外に出て、幼い頃ジェシーはケイトの看病のために林間学校に出される。
サラはケイトにつきっきりでケイトは自分が家族の時間を奪ったと思っている。
そして法廷の日を迎えてデサルヴォ裁判長と会う。
キャンベルとサラはデサルヴォに呼ばれてアナがデサルヴォと2人で話すことになる。
デサルヴォは優しく応対してケイトの世話をするのは好きだと話す。
デサルヴォは娘を亡くしており、アナの話を涙を浮かべて聞く。
裁判が始まり、審理が始まって法廷闘争することになる。
ケイトの容態はどんどん悪化して敗血症になって余命わずかであることをサラは告げられる。
医師はケイトにもそのことを告げてサラはそんな話はやめてほしいと話す。
サラは諦めず、自宅介護の提案にも断固拒否してなんとか策を探す。
ケイトは幼い頃に白血病の男の子のテイラーに話しかけられる。
サラは友達ができたことで嬉しそうでケイトはデートに誘われる。
ケイトはテイラーからの電話を受けてデートする。
そしてケイトはだんだん元気になり、テイラーと夜デートしてキスをする。
ケイトは化学療法を始めてテイラーに絡まれるとケイトはイライラ。
嘔吐するとテイラーがゴミ箱を渡して受け止めてくれる。
テイラーはデートの約束をしてケイトもそのための服を買いに行く。
ケイトはウィッグも買ってデートに臨んでみんな写真を撮る。
ブライアンは泣きそうな顔で見つめてケイトはテイラーとデートに出かける。
2人はバーでデートして2人はその後ベットで関係を持つ。
テイラーはガンになったから君に会えたから、ガンになって良かったと話す。
ケイトはその後テイラーの連絡が来なくなり、荒れてサラと喧嘩。
サラはテイラーのことを職員に聞くと彼は亡くなっていた。
ケイトは絶望してサラがつきっきりで慰める。
ジェシーは夜の街を歩いて家族のことを考えている。
そして帰宅するとブライアンに今から病院に行くと言われる。
ケイトの容体は悪化して彼女はビーチに行きたいと話している。
医師はこのことをブライアンに認めてケイトは家族で外出。
サラは帰宅してくると怒り出すがブライアンに振り解かれる。
サラはブライアンに突っかかってブライアンは来ないなら離婚だと話してサラは置いていかれる。
サラを除く家族はビーチに来てケイトも笑顔を見せる。
サラも後からきてブライアンと仲直りのキスをする。
ケイトは嬉しそうに病院に戻り、場面はまた法廷になる。
サラとキャンベルはどうしても法廷で争うことになり、アナは弱るケイトに電話する。
そこに後ろからブライアンが来て電話をとられてケイトが切る。二人は裏で共謀していたのだった。
キャンベルはサラを問い詰めてサラはアナのことだけを考えたらやりすぎたかもしれないと話す。
キャンベルはアナの味方はいなかったと結論付けてキャンベルは持病がある様子で介助犬が暴れる。
アナは証人となり、サラにケイトを助けたくないのか?と問われる。
アナはケイトがパンク風に荒れて自殺しようとしていたことを思い出す。
ジェシーは発言し出してブライアンに怒られる。
キャンベルの介助犬も暴れてキャンベルは様子がおかしい。
ジェシーは後ろでブライアンに話してアナに問い詰めるサラにジェシーはアナに真実を告げろと話す。
ジェシーはサラにケイトは死にたがっていると真実を告げる。
アナはケイトを助けたくないのではなく、ケイトの意思を尊重していたのだった。ブライアンはサラは聞く耳を持たなかったと話す。
キャンベルは退出して倒れてしまう。彼はてんかんの持病があって、このことがあったからこそアナに協力したのだった。
その後アナは弱るケイトを看病してケイトはアナに自由にして欲しいと話す。
キャンベルは復帰してアナは真実を法廷で話す。
2人はピクニックでそのことを話し合い、デサルヴォはケイトに会いに来る。
ケイトはジェシーとアナを抱きしめて、サラもブライアンも集って最期の時を迎える。
サラはケイトに話しかけて、2人で思い出のアルバムを見て微笑む。
ケイトは良い人生だったと笑って思い出を語ってサラは涙を流す。
サラは誰よりもケイトの死に怯えてケイトに抱きしめられる。
ケイトはその夜永眠。葬儀が行われることになる。
キャンベルはアナを訪ねてきて、勝訴したけど親の言うことはよく聞けと話す。
数年後サラは弁護士に復職。ブライアンは早期退職して子供たちを救う仕事。
ジェシーはニューヨークへと旅立ち、みんなケイトの命日には集って休みをとり、ビーチへと来る。
アナは今になって大事なことはケイトを救うために作られたことではなく、素晴らしい姉がいたことでいつか彼女に会えるまで心はつながっているとナレーション。
所感
泣かせるね…
みんな泣かせてくれますね。ケイトの気持ちに関してもわかる。諦めの境地になるのも尊厳死を望むのもわかるな。
でも自分ならサラの立場を取るだろうな。自分の子供を諦めたくないし、アナをドナーにするかは置いといて。
ちなみに原作ではアナが死んでしまって、ケイトにその臓器がドナーとして提供されて助かるんだよね。本当に考えさせられる映画。