2004年の映画『Ray/レイ』を見ました!
この映画はレイ・チャールズの伝記映画で、ジェイミー・フォックスがアカデミー主演男優賞を受賞しましたね。
採点4.5/5.0
あらすじ
17歳のレイ・チャールズ・ロビンソン(ジェイミー・フォックス)は、バスでシアトルに向かおうとしていた。黒人はバスの席が隔離されていた時代に、目の見えないレイはバスの運転手にバカにされ、暴言を吐かれる。
以下ネタバレあり
冒頭レイは母に言われた盲目であることを恥じるなと言う言葉を思い出す。
彼はバスを待っていてバスが降り立ってくる。
当時はまだ黒人差別がある時代で彼はチケットを持ち、運転手に渡すが責任を取れないと詰め寄られる。
レイは戦争で目を失明したと嘘をついて運転手に乗せてもらう。
シアトルへと向かう彼は後ろで軍人たちが歌うのを聞く。
レイも一緒になって歌って話しかけられてジャブをやっていると話す。
彼はシアトルで店についてピアノを二年前に弾いたことを思い出す。
店の者たちは彼のメロディに圧倒されて、シアトルに着く。
クインシーと出会うレイだがクインシーは店に入れず。
レイは急に演奏することになり友達のゴッシーも来て素晴らしい演奏をする。
ゴッシーとレイ、クインシーは組むことになるがレイあまりに純粋で金を毟り取られる。
レイは店主のマーリーンの家に住み込み、愛人となる。
レイのバンドは大人気であるがマーリーンの世話焼きに辟易。
クインシーは新しいバンドの話をもらったと話して、レイはカバンを締めるときに幻覚を見る。
クインシーとレイとゴッシーは旅をしてツアーを行う。
彼らは大人気でレイはプロデューサーのジャックに話しかけられる。
そしてレコードを出すと話して、マーリーンが割って入る。
レイはマーリーンやゴッシーにコントロールされるのが不満で騙されていると悟る。
司会のオベロンはこっそりとジャックの電話番号を渡してレイは利用されていると話す。
マーリーンはジャックはペテン師だと話してレイは前払いで金をくれたとマーリーンとゴッシーの嘘を暴く。
レイはクインシーと出ていくことになりクインシーは剣幕に関心。
レイは子供の頃母のアレサに育てられており子供のレイとジョージを呼ぶ。
1950年レイは新しい店に来て芸名はレイ・チャールズに決まる。
ジャック達は女を口説きに行き、子供の頃を思い出す。
彼は村で暮らしており、雑貨店で老人がピアノを弾いているのを見る。
そしてピアノを教わってレイはツアーに出ることになる。
レイはツアーの後でメンバーのファットヘッドに話しかけるが彼だけ店に置いていかれる。
レイはトイレも使わせてもらえず、濡れた床で死体に触れた幻覚を見る。
レイは昔弟のジョージと遊んでいてジョージは水桶に落ちて溺れてしまう。
レイはふざけてきたと思っていたがジョージは本気で溺れてその前に亡くなってしまう。
アレサは気付いてレイは呆然。そのことがトラウマになっていた。
レイはジェフに案内を頼んでファットヘッド達がヘロインをしているのを見て仲間になりたいと話す。
ファットヘッドはやらせることになりレイはドラッグ初体験。しかしアレサの言葉を思い出す。
レイはジョージの葬式を思い出してアレサは泣き叫ぶ。
その後彼は視界がぼやけるようになり、徐々に視力を失っていく。
アレサはレイの目を看病していくがレイはどんどん失明していき、アレサは失明することを告げる。
しかし哀れみは誰もしてくれないと話して盲目でも馬鹿ではないと話す。
現代のレイは才能を生かして演奏しており、彼は女性の手首で品定め。
レイはレコードが不発だったと言われると喧嘩を仕掛ける。
レイは辞めると話して出て行き、ハーレムへと向かう。
そしてアーメットに出会い、アトランティック社が契約を勝ち取ったと言われる。
ジャックは債務超過となり、レイはリリース。レコーディングをすることになる。
しかし有名歌手の真似ばかりでアーメットは不満を話す。
レイは自分にはこれしかできないと話してすがテンポを変えることになる。
アップテンポの演奏はとてもうまく行き、レイは乗ってくる。
そしてプロデューサーのジェリーと知り合い、気を良くしたレイはどんどん演奏。
レイはデラと出会って率直な音楽への意見を聞く。
2人は手を重ねて2人は付き合うことになりアレサは亡くなったことを話す。
レイはキスするがデラは焦らないでほしいと話して、レイはニューヨーク公演へ。
レイはバンドを持ちたいと話して3週間後にデラと会いに行きキスされる。
デラは彼を部屋に入れて関係を持ちレイはデラを信用してると話す。
レイはピアノを演奏してデラのための歌を歌う。
しかしデラはそれはゴスペルの歌だと話してレイはそれがオリジナルだと話す。
レイは華々しく売り出されることになりツアーを行うことになる。
彼はR&Bとゴスペルの融合としてデラとも結婚。
レイは結婚しても薬をしており、デラには隠している。
しかしツアーでは信仰の深い人たちに冒涜だと言われる。
デラは妊娠していてツアーに同行するのはできなくなる。
しかしデラはドラッグを見つけてしまい、問いつめる。
2人は喧嘩になりレイはツアーから帰ったときにデラに家にいてくれと話す。
メアリーがバックコーラスになり、レイは彼女を気に入った様子。
ジェフはレイの変わりようを心配してレイはメアリーの前で歌を歌う。
レイはメアリーと不倫関係になり、デラからの電話をジェフから受ける。
デラは子供を産み、目が見えると聞いて嬉しそう。
レイは2人を幸せにすると話して、デラは仕事を家に持ち込まないで欲しいと話す。
レイは愛してるのはデラだけだと話すが彼女は何か悟ってる様子。
一方でメアリーは正妻の座を狙っていて、レイは家族を捨てるつもりはないと話す。
メアリーは出番を増やしてほしいと話して誘惑する。
レイはメアリーのコーラスを下したいとアーメットに話して結局メアリーを除く女を3人にする。
レイは3人をツアーに誘って、メアリーと彼女達は衝突。
レイはメアリーのために曲を書いたと話してコーラスのマージーはレイを奪いに来る。
メアリーは嫉妬を募らせてレイはマージーとも関係を持つ。
レイはドラッグにも溺れてファットヘッドには偉そうにしたことで見限られる。
マージーに落とした薬を拾わせて、マージーも試したいと話す。
しかしレイは薬に手を出したら首だと告げてマージーは毎日ライブが新鮮だと話して誘惑。
2人はキスをしてそのまま関係を持ちレコーディングする。
しかし膝が震えるレイを見てアーメット達はドラッグ中毒だと見抜く。それでも金の成る木のため見過ごす。
デラとの子供も成長してアーメットはレイに中毒を忠告するがレイは取り合わない。
デラとの間には2人目の子供も生まれて豪邸に引っ越す。
マージーはレイの家まで電話をかけてきてジェフはレイに渡す。
ロージーはレイの住むロサンゼルスまで追いかけてきてレイは録音で会おうと話してロージーは怒る。
レイはレコーディングでもイライラしていてロージーは酒を飲んでいて怒られる。
レイは新たなレコード会社からの契約の話をもらい、ABCレコードと話すことになる。
レイは話し合いでアトランティックにもチャンスを残したいと話して彼はアトランティックを去ることになる。
アーメット達は失望してレイを責めるがアーメットは握手。
ロージーとファットヘッドは仕事を失いつつあり、レイは新路線へ。
レイはクインシーと再会するが彼にはポリシーを失ったと話す。
レイはホテルでピアノを弾いていて部屋にはロージーがいる。
しかし彼女はジャンキーになっており危険な状態。
ロージーは妊娠したと話してレイは生まれては困るから堕胎しろと言うがビンタされる。
レイは仕方なく養育費を出すと話すが、ロージーは離婚して自分のもとに来るように求める。
レイは拒否してロージーはレイに別れを告げる。
レイは社長のサムからレコードが1位になったと言われるがレイは浮かない。
ロージーは出ていくが、レイはジャンキーになっており、ロージーはソロになると宣言。
しかしレイはラリってロージーをデラと間違えてロージーは失望して去る。
レイは昔アレサに盲学校に行かされたことを思い出す。
親子は別れてアレサにレイは強く抱きしめられる。
ジョージア州に来たレイは黒人差別の激しい地域で反対運動への意見を聞かれる。
レイはファンに黒人差別を変えてほしいと言われて、バスに戻って公演を拒否。拍手喝采を受ける。
レイは告訴されるが差別に反対してジョージア州では公演できなくなる。
ある日レイは電報と言われるがヘロインの所持で警察に逮捕される。
レイは激しく糾弾されるが自宅に戻ってピアノを弾く。
デラは口を聞いてくれず私の言葉はレイに届かないと話す。
レイは薬をやめられず、世間は悪者ばかりだと話す。
しかしデラは子供がいじめられていると話してレイの行いが問題だと話す。
レイは違法逮捕になり不起訴になるがデラは喜ばない。
レイはサムにカントリーをやりたいと話してファンを失うと言われるが強行。ファンからも支持を得る。
レイは家では良い父親をしており、デラも何かを思う。
そしてレイはどんどんヒットを飛ばしてカントリー路線も好調。
彼は世界中でツアーをしてレイは豪邸を購入する。
デラも嬉しそうだがレイはロージーの訃報を受ける。彼女はオーバードーズで亡くなっていた。
デラはロージーとの子供のことも知っており、レイはやりきれない。
レイのチームには司会のジョーが来て中心となり、古参のファットヘッド達と揉める。
ジェフもジョーに不満なようで、あくまでも昔ながらのバンドを求めるがレイはジョーの肩を持つ。
ジェフはレイの口座から金を下ろしていると指摘されてそのことで話し合いになる。
しかしレイは証拠の書類を見せてジェフは長年苦しんできたと話す。
ジェフは去り際に泣きながら必ず報いが来ると告げる。
デラにもジェフの首を告げてデラはジョーを疎ましく思う。
レイはモントリオールから帰ってきたときにドラッグを押収される。
サムには刑務所送りにされる可能性が高いと言われてレイは電話にも出ない。
デラは家に隠れてるレイに不満を漏らして薬をやめて欲しいと話す。
そして薬をやるなら子供を連れて去ると話して、贅沢を失うのが怖いのではなく、レイを失うのが怖いと話す。
そして子供が野球で活躍したのに祝賀会をらりってこなかったと話して、薬をやめられないなら音楽も失うと話す。
レイは薬物更生施設に入ることになり、激しい禁断症状に悩まされる。
レイは仮釈放されることになり、ドクターにジョージのトラウマを乗り越える心理療法が必要だと言われる。
レイはまたもジョージのトラウマを見るが幻覚の中でアレサと出会い、その中では目が見える。
アレサには強くなったが、心は目だと言われてハグされる。
そしてジョージの姿を見てレイは悪くないとハグされる。
アレサはいつも自分の足で立つのだとエールを送ってレイはその後も40年ほどヒットを飛ばして活躍。
ジョージア州でも公演が認められることになりデラともキス。
レイは完全にドラッグを断ち慈善活動を行う。彼は2004年に亡くなり、最も偉大な黒人アーティストとして今も愛されている。
所感
感動した…
フォックスの演技が話題となったけど非の打ち所がない映画ですね。伝記映画として素晴らしい出来だと思います。
有名になることで身近にあるものが見えなくなる。よくある話なんだけど死活問題なんだよね。
目が見えない彼の心の美しさと強さは称賛に値する。今でも彼の音楽はみんなの心に息ついてるからね。