2000年の映画『小説家を見つけたら』を見ました!
この映画は名優のショーン・コネリー主演作ですね!
採点4.5/5.0
あらすじ
ニューヨーク・ブロンクス。16歳の少年ジャマールは、ある日、バスケ仲間にそそのかされて忍び込んだ謎の老人の部屋にリュックを置き忘れてしまう。中には彼が秘密にしていた自分の創作ノートが入ってた。やがて、彼のもとに戻ってきたリュックの中のノートには赤字で老人の批評がびっしりと書かれていた……。
以下ネタバレあり
ウォレスは冒頭寝ていて仲間たちがたむろするバスケに行く。
そのコートを見ている老人がいて、ウォレスはストリート育ち。
彼らはアパートに住む謎の老人の存在を知っており、窓から覗いている。
ウォレスは学校では文学を専攻していて学校でもウィンドーと呼ばれる老人は話題。
ホラーのような存在とされており、学校の先生はウォレスの成績は並だが学力テストは極めて高いと母のジャニスに話す。
ウォレスは文学好きで家にいるときはいつも本を読んでいた。
ウォレスはバスケを見に来て兄のテレルと話す。
テレルは良い兄で貧乏だがチケットをくれ、ウォレスはテストのことは仲間には言わないで欲しいと話す。
ウォレスは帰り道にテレルの言いつけを破ってウィンドーの部屋に乗り込むことになる。
仲間が止める中ウォレスは梯子を使って盗みに入ることになる。
ウォレスは部屋の中に入って中にある色んなものを見る。
そして置いてあったナイフを手に取って鞄に入れて本も盗む。
さらに物色していると多くの本を見つけて興味を示す。
しかしその時老人が現れてウォレスは一目散に逃げて鞄を置いて逃げる。
翌日鞄をなくしたことをジャニスに指摘され、またいつものコートに来る。
そしてバスケを仲間とプレーしてウィンドーが気になる。
窓にはカバンが吊り下げられていてウインダーを訪ねてきているサングラスの男に声をかける。
ウォレスは彼にBMWの知識を披露して感心させて去ろうとすると上から鞄を投げられる。
ウォレスは拾って見上げるがそこにはもう誰もいない。
そして帰って自分の書いた小説のメモを開けると批評がされていた。
ウォレスは怒るものの指摘は的確で彼は意を決してウィンドーを訪ねる。
謝罪に来たウォレスだがドアを締め切られてボールをついているとまた見られる。
そして他にも書いたものがあるから見せたいと話すがもう来ないって書けと悪態をつかれる。
ウォレスは文章を書いてまたウィンドーを訪ねてくる。
そして2度とこないという今の文章を言われた通りに書いたと話すが取り合ってもらえない。
彼は文章をドアに捨てて学校へ。そして学力テストのことで他の高校からの推薦を受ける。
そして転校を打診されて進学校を打診され、学費も払わなくて良いと言われる。
さらに学校を見に来て欲しいと言われてウィンドーはその様子を見ている。
ウォレスはウィンドーの元にまた来て文章を書くとウィンドーにドア越しで話しかけられる。
するとウィンドーがドアを開けてウォレスは中に入ることになる。
中にいたのは老人のウィリアムで厳格な雰囲気。
ウォレスは文章をわたして黒人であることを言われると怒り出す。
ウィリアムは冷静に言い返してウォレスはその日は帰ることになる。
テレルはジャニスに稼ぎが不安定で怒られる。
ウォレスはクレアと出会い、転校先の学校を案内される。
そして文学のクロフォード教授の授業を受けて宿題で一冊の本しか書かなかった名作家の本を読むことになる。
ウォレスはクレアと良い感じでウィリアムを訪ねる。
そしてウィリアムになぜ外に出ないのかと尋ねて、ウィリアムは黙々と窓を拭く。
ウィリアムは楽しそうで黒人の話は限界力を見たかったと話す。
そして文章を見ると人生に迷っていたと見抜いてあの学校では答えは出ないから転校すると思っていたと話す。
ウォレスはバスケで自分を馬鹿にした相手のハートウェルを徹底的に潰す。
しかし自分も突き飛ばされてクレアにハートウェルがボンボンであることを聞かされる。
クレアはフォレスターの本は特別だと話してフォレスターとはウィリアムであることを写真を見て知る。
ウォレスはウィリアムを訪ねて彼の本を手渡す。
ウィリアムは目の色を変えてウォレスは10ページでギブだと話す。
ウォレスは書いたのはウィリアムだろと見抜いてウィリアムは他人の感想など興味ないと話す。
しかしウィリアムはウォレスを信用して自分のことを聞かない条件でウォレスの文章を指導することになる。
ウォレスは仲間たちと遊んで、翌日クレアと出会って転校を決めたと話す。
クロフォードはウォレスの文章を批判して何を目的に転校してきたのか成績が答えを出すと言われる。
そして帰ろうとするとジョンに話しかけられてクロフォードは偏屈だと言われる。
クロフォードに言い返すと追放されるらしく、ウォレスはまたウィリアムの元へ。
ウォレスはウィリアムの本を人生は虚しいことだと解釈。
ウィリアムはクロフォードのことを知ってるようで、編集者のマッシーが入ってくる。
ウィリアムは偽名のヨハンセンを使っておりマッシーは生活の世話をしてくれていた。
2人は文章を書くことになり、黙々とタイプしていく。
ウィリアムは文章の指導をしてウォレスは黙々と文字をタイプする。
ウィリアムはこの部屋で書いたものは持ち出してはならないとルールを決める。
ハートウェルと反目し合うウォレスだが2人ともバスケの腕は高い。
コーチは2人のことを認めてハートウェルは嫌味を漏らす。
クロフォードはウォレスを呼び止めて作文が良くなったと話す。
ウォレスはウィリアムの家に行き、2人でテレビを見て仲良くなっている。
ウィリアムはクロフォードは自分の本を出版社に断られて教わる側に回ったと話す。
そして危険だと話してウォレスは夜の街を歩いて帰宅しようとする。
すると警察が来て街はとても荒れ果てている。
ウォレスはバスケの試合を迎えて大活躍。仲間のフライも観にくる。
またこいと言われるがそこにクレアが来て彼女も気がある様子。
ウォレスは遊びを断ってフライは少し不満そう。
ウォレスはチームの祝賀会に行き、クレアにテラスに誘われる。
クレアは金持ちの娘でパーティーの会場は彼女の家。
ウォレスはクレアに境遇を話してバスケで遊ぶ。
イチャイチャしているとクレアの父が来てウォレスはボールを投げられる。父はウォレスが気に入らない様子。
ウォレスはウィリアムに会いに来て文章を見せると意見が対立。
ウィリアムは言葉遣いにも厳しくてウォレスは図書館でウィリアムの本を借りようとするが借りれない。
ウォレスはウィリアムと夕食をとって彼がかつて作文コンテストに出たことを知る。
ウォレスはクレアにウィリアムの本をプレゼントして2人はデート。
しかしウォレスはクレアの父を気にしていて人種も気にしている。
ウォレスは学校でも評価されていて文学の才能も評価されるがクロフォードはうますぎると懐疑的。
またウィリアムの家に来ているウォレスはテレビを見ていてウィリアムは眠りこける。
ウォレスはその間に室内を見ていてウィリアムの昔の写真を見る。
ウィリアムはかつて軍隊にいてアクティブに活動していた。
ウォレスはウィリアムがスポーツのファンであると知り、バスケのチケットを渡して共に観に行くことになる。
ウィリアムはウォレスと久しぶりに外出することになりバスケを見に行く。
ウィリアムはウォレスがプログラムを買いに行くと迷子のようになり、うろたえる。
ウォレスはウィリアムを探してウィリアムは人混みに流される。
ウィリアムは逃げるように進んですみっこの方に座り込む。
ウォレスはウィリアムを見つけてウォレスは外に出ようと話す。
2人は試合を見ずに帰ることになり、帰り道にウォレスはテレルに頼んで無人のヤンキースタジアムに入れてもらう。
ウィリアムの誕生日でウォレスがプレゼントしたのだった。
ウィリアムは兄がいたが酒浸りで戦争から帰った兄に飲酒運転をさせたことを悔やんでいた。
兄は事故で亡くなり病院でナースに自分の本のファンだと言われて失望してその時に全てが変わったと話す。
クロフォードはウォレスの作品を見て感心したがうますぎると指摘。
つまり彼はウォレスの盗作を疑っていて、ウォレスは次の宿題でクロフォードの部屋で書いて証明することになる。
ウォレスは怒ってウィリアムに相談している。
ウィリアムは人は理解できないと勝手に想像する、クロフォードは嫉妬していると話す。
ウォレスはクロフォードの目の前で書くことを強要されてやりにくい。
彼はウィリアムの家で書いた本を持ち帰り、ルールを破る。
ウォレスはクロフォードに宿題を提出してジョンは詰問される。
ウォレスは嫌味に口答えしてクレアに止められるが止まらない。
そして偉人の言葉を繰り返すクロフォードを詰問して出て行かされる。
クレアもついてきて何をさせるか分からないと話す。
このことをウィリアムに話して今度は用心しろと言われる。
ウィリアムはウォレスの才能を認めてそれを大事にしろと諭す。
ウォレスはバスケの終わりに教員室に呼ばれていくとクロフォードがいる。
クロフォードは作文コンテストに目を通していてウォレスの書いた作品が盗作だと指摘。
実は彼の作品はウィリアムがかつてコンテストに出したものと書き出しと副題が同じだと指摘される。
この釈明にはウィリアムの許可を得たことを示す必要があるがウォレスは拒否して評議会に呼ばれることになる。
そしてそれを回避するために謝罪文を書くこと、それをみんなの前で読むことを提案される。さもないと彼はバスケの試合にも出れなくなる。
クロフォードは嫌味を告げて謝罪文を書くためのペンと原稿を与える。
ウォレスはウィリアムに雑誌に載った文を置いたことを責めて提出したことを告白。
ウィリアムは勝手に持ち出したことを怒って謝罪文を書くように諭すがウォレスは拒否。
ウォレスはウィリアムに助けを求めるがウィリアムは拒否。
2人は喧嘩になりウォレスはウィリアムに人が助けに来ることをびびってると話してウィリアムも怒り出す。
ウォレスは去り、ウィリアムと絶交の形になる。
ウォレスは昔の仲間と遊ぼうとするが相手にしてもらえない。
バスケの試合の時にウォレスはクレアの父である校長にこれ以上追及しないから来学期は学業の負担を減らすことを提案。代わりにバスケの大会で優勝することを求められる。
しかしウォレスは不調でウォレスがフリースローで試合を決めることになる。
みんなが見つめる中ウォレスはフリースローを外してしまい、2本目を打つ前にクレアを見るがまた外してしまい、敗退。
ウィリアムもこの試合をテレビで見ておりウォレスはバスに乗らずに徒歩で帰る。
ウィリアムは自転車を出して夜の街を外出。ウォレスは謝罪文を黙々と書く。
ウォレスは塞ぎ込んでおりテレルとジャニスも心配。
テレルは謝罪文を書いたとウィリアムに話に行き、登校したと話す。
テレルはみんなの晒し者にされるとウォレスを心配してウォレスは浮かない顔でコンテストに来る。
そこにクロフォードも来てクレアは隣に座って手を握ってくる。
コンテストは始まって朗読会が始まる。
ウォレスの番になるとなんと、ウィリアムが代わりに朗読に来る。
ウィリアムは本名を晒してウォレスの未来を救う。
そしてみんなは若いから人生に悩むだろうが自分はこの年になって友情をもらえたと話す。
クロフォードはウィリアムになぜ来たのかと言われると、ウィリアムはウォレスを守りに来たと話してクロフォードは唖然。
ウォレスの文章を手伝ったことを認めてウォレスは約束を守ったと話す。
クロフォードはそれで決断が変わるわけではないと話すが、ウィリアムはさっき読んだ文書は自分が書いたのではなく、ウォレスが書いたと告げる。
クロフォードはそれでもウォレスを処罰しようとするが、委員会はウォレスを救い、ウィリアムは教師に誘われるが断る。
ウォレスは才能を絶賛されてみんなからの拍手を受けてウィリアムと去る。
ウィリアムはこれから先は君が決めろと話してもう教えることはないと話す。
ウィリアムはフリースローはわざと外したのか?と聞いてウォレスは答えない。
ウィリアムは旅に出ると話して2人は友として手紙をすることになる。
それから2年後ウォレスとウィリアムの文通は続いており、ウォレスはサンダーソン弁護士と会う。
ウォレスは色んな大学から声がかかる有名作家になっていた。
サンダーソンはウォレスの弁護士で彼が亡くなったことを知らされる。
ウィリアムは遺品の鍵をウォレスに渡してその鍵はウィリアムの家の鍵。
ウィリアムは実は癌で、ウォレスはテレルとジャニスを連れてウィリアムの家へ。
家の中は本ばかりでかつてウィリアムが覗いていた窓を開ける。
そしてウィリアムからの手紙を見てそこにはウォレスへのエールが書かれていた。
そしてウォレスとあのような時を分かち合えた、君がいないと朽ち果てていたと書かれていた。
すると後ろからフライが来て話しかけてくる。
ウォレスはいつかのナイフを持ってバスケのボールを持ってフライと共に遊ぶ。
ウィリアムの部屋の窓辺にはウィリアムの遺作があり、序盤はウォレス作だった。
そして窓の外のコートではウォレスとフライがいつかのようにバスケをしている。
所感
グレートやで…
コネリーさんええ味出してますわ。渋いし、老人と若者ってたまにすごく分かり合えるんですよね。哀れみとかなしに。
ウォレスはとても才能があるんだけど何よりも素直。ウィリアムもだからこそウォレスに心を開いたんだろうな。
終わりは少し悲しくもあった。でも仲間に囲まれるウォレスを見てウィリアムもきっと見守ってるよね。