1993年の映画『日の名残り』を見ました!

この映画は日系英国人の小説の映画化作品ですね!

採点4.0/5.0

あらすじ

恋を知らぬ彼は安っぽい恋愛小説に慰めを得、それを女中頭に見つかり頬を赤らめる。互いに愛情を感じながらもその感情を抑えこんでしまう彼に、彼女は待ちきれず、彼の友人と結婚し町を去る。戦後、侯爵がこの世を去り、ようやく自由を感じた彼は女中頭を訪ねるのだが……。

以下ネタバレあり

冒頭ダーリントン卿が亡くなり、多くの報道陣が屋敷に来る。

そして家具はオークションにかけられていて執事のスティーヴンスは気難しいながらも元女中頭のケントンから手紙を受けていた。

ケントンは旦那と別れることになり娘が結婚して空虚で何かの役に立ちたいと綴る。

スティーヴンスは人員整理が必要だと話して主人のルイスは彼に暇を与えることに。

スティーヴンスはケントンを雇いたいと話して冷やかされる。

そしてけんとんに手紙を出してあなたほど有能な人はいなかったと話してまた誘う。

そして物語は過去にさかのぼりケントンはいきなりダーリントンの記念日に屋敷に来ていた。

スティーヴンスは真面目な男で面接でも男性関係を遠回しに聞く。

そして彼はケントンを雇うことにしてスティーヴンスの父のウォリアムも雇われることに。

ダーリントンは快諾してケントンは働くがスティーヴンスは冷たい。

スティーヴンスはケントンがウィリアムを呼び捨てにしたことを注意して遠回しにいろんなことを指摘。

ケントンは嫌そうで食事の時にウィリアムをシニアと呼ぶ。

ウィリアムはとケントンは掃除していてケントンはちりとりが階段にあるとスティーヴンスに報告して相手にされない。

執事のカーディナルは青年でケントンは中国の人形をやたらと気にして人形は動いていた。

それはウィリアムのミスでちりとりもウィリアムだと話してもっと大きなミスをしたら?と忠告。

そして仕事を減らしてやれと話してウィリアムは庭でこけてしまい、銀器を破ってしまう。

スティーヴンスは駆けつけて医者を呼んでスティーヴンスはダーリントンから議員が来るので大仕事を任されることに。

ウィリアムは暗く沈んでいてスティーヴンスは話を切り出す。

スティーヴンスはここで来週国際会議が開かれて身分が高い人たちが来るから間違いは犯せず、食卓の配膳はやらせないと話す。

そして新たな仕事のリストを渡してウィリアムは反発する。

ウィリアムは敷石で転んだから敷石を直せと言い返す。

そして庭で石を確認していてケントンはその様子を見る。

ウィリアムは1人で練習していてスティーヴンスもケントンと彼の様子を見守る。

スティーヴンスはウィリアムに違う仕事を与えて見回りと気づいたところを見つけたら掃除する仕事をやらせる。

ウィリアムは指示を聞かずに行ってしまい、スティーヴンスは真鍮磨きを頼む。

カーディナルは秘書に指名されてスティーヴンスは雁や鴨がいたことに気づいたかと質問。

そして庭のことを聞くが彼はあまり興味がない。

ルイスは米国代表の議員で邸に会議に来る。

ウィリアムは廊下でひざまづいていてスティーヴンスは駆け寄る。

ウィリアムは休むことになり会議にスティーヴンスも来る。

会議は大詰めを迎えてケントンはウィリアムのことでスティーヴンスを呼び出す。

ケントンはウィリアムが亡くなったと話してそばに行ってやれと話すがスティーヴンスは今はいけないと話してケントンが目を閉じに行かせることに。

カーディナルは自然の話をスティーヴンスに話しかける。

しかしスティーヴンスは沈んでおり、顔色が悪いと言われる。

ダーリントンも彼を心配してスティーヴンスは何事もなかったように取り繕う。

スティーヴンスはウィリアムの側に来てケントンもお悔やみ。

現代スティーヴンスは雑貨屋に来てケントンからホテルで待つと連絡される。

過去ケントンはエルサとアルマを連れてきてダーリントンに紹介。

2人は働き始めるがユダヤ人ということでダーリントンは解雇を決定。

それは客人に気を使った結果でスティーヴンスはケントンに話すと猛反発される。

ケントンは2人が辞めるなら自分も辞めると話してその後屋敷から出て孤独になるのは怖いと吐露。

スティーヴンスはバーで酒を飲んで屋敷に戻ると政治的な質問をされる。

彼はそのような質問には答えず、ダーリントンとの意見が合うか聞かれるがそのような質問にも答えない。

現代のスティーヴンスは旅をしていて車を出す。

過去スティーヴンスはダーリントンから解雇した2人のメイドのことを聞かれてなんとかしてやりたいから探してくれと言われる。

ダーリントンは解雇したことを後悔しており、スティーヴンスはケントンに話す。

しかしケントンは冷たく追い返したと話して2人は歩いてケントンはあなたは美しい人を雇わないと話す。

スティーヴンスはそんな馬鹿げた話は答えないと話してメイドで美人のリジーはチャーリーと熱々。

ケントンはそこに来てベッドの準備の時間だと話す。

ケントンはスティーヴンスと話してスティーヴンスが本を隠したのを見て興味を示す。

スティーヴンスは1人に来てくれと話してケントンは無理やり本を取ろうとして急接近。

彼は手当たり次第に本を読んでいると話して1人にしてほしいと話す。

リジーは退職をケントンに話してチャーリーと結婚すると話す。

ケントンは慎重に考えたのか?と話して若い娘が結婚を急いで後悔するのを何回も見てきたと心配。

そして貧乏な暮らしは楽ではないと話し、リジーは決意が固い。

ケントンとスティーヴンスは話してスティーヴンスは仕事の打ち合わせをしようとして嫌がられる。

スティーヴンスは気分を悪くして今後の連絡は日中でできればメモだけにしようと話してケントンは明日休むと話す。

ケントンはスティーヴンスが仕事に全てを捧げてるとベンに話して悩む。

ベンは違うところでメイドしており、やめて商売すると話す。

ベンはケントンに気がある様子で一緒に宿をやろうと誘う。

ケントンはイエスと答えてキスされ、カーディナルは屋敷に来て泊めて欲しいと話す。

スティーヴンスはこのことをケントンに話してケントンはベンにプロポーズされたことを明かして迷ってると話す。

スティーヴンスはありがとうと話して何も言わずに去る。

ケントンはベンと結婚すると話して辞めさせてもらえるか?と聞く。

スティーヴンスは考えておくと話してケントンは長年働いたのにそれだけ?と話す。

スティーヴンスはおめでとうと話してケントンは私たち2人にとってあなたは大事や人なのだと話す。

彼女は彼の仕草を好ましく思っていてカーディナルはスティーヴンスを酒に誘う。

カーディナルは政治的な話をしてケントンはさっき話したことは気にしないでくれと話す。

スティーヴンスは何を言われたかも覚えてないと話してあなたの相手をしてる暇はないと言い放つ。

スティーヴンスはワイナリーに行き、ワインを割ってしまい、部屋に戻るとケントンが泣いていた。

ケントンは何か言いかけるが、スティーヴンスは淡々と部屋を去る。

現代のスティーヴンスは車を運転して道を進む。

ベンはケントンに話しかけるがケントンはそっけなく応対。

2人はラウンジで話して君がいないと寂しいと言われ、ケントンはスティーヴンスに会いに来る。

ケントンは娘に赤ん坊ができるから働くならこの辺りでないとダメだと話す。

スティーヴンスは人生には悩みが出るものだと話して2人は別れることに。

そしてケントンにもう会うこともないが夫と幸福な日々を過ごすことを願うと話す。

スティーヴンスは屋敷に戻ってメイドを3人雇ったと主人のルイスに話す。

そして屋敷の中に迷い込んだ鳥を逃して飛び立つ鳥を彼は見つめていた。

所感

静…

地味な映画なんですよね。原作もそうなんだけどとにかく静かな映画でよく出来ているなと思います。

ホプキンスはやはり盟友でトンプソンとの関係は本当に大人。運命の人でありながら結ばれないんだよね。

スティーヴンスは仕事に生きる人。これが間違えていたとは思わないけど、鳥を見つめる彼は印象的やね。

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