2003年の映画『グッバイ、レーニン!』を見ました!

この映画はドイツで大ヒットした作品ですね!

採点3.8/5.0

あらすじ

1989年、東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した。一方、母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加。その結果、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる。やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだが…。

以下ネタバレあり

冒頭ホームビデオが映されて幼少のアレキサンダーは宇宙飛行士になる夢を募らせる。

奥さんのクリスティアーネは秘密警察から旦那の西ドイツへの亡命を聞かれる。

父のローベルトはクリスティアーネとアレクサンダー、姉のアリアネを捨てていた。

クリスティアーネはこのことから社会主義教育を加速させる。

アレクサンダーは宇宙飛行士になる夢を持ってロケットの打ち上げにも子供ながら挑戦。

10年後青年になったアレクサンダーはテレビ修理の仕事をしていた。

アリアネには子供がいて赤ちゃんを少し預かることになる。

ドイツではベルリンの壁崩壊を求めたデモが行われていて日々民衆と警察が衝突していた。

アレクサンダーは反体制派でデモに参加しており、クリスティアーネはアレクサンダーを目撃してしまって昏倒。

アレクサンダーは釈放後病院にくるがクリスティアーネは意識不明だった。

アリアネにも怒られて医者にはこの先意識が戻るかわからないと言われる。

その後ベルリンの壁は崩壊して東ドイツは民主化していく。

その間もクリスティアーネは意識不明でアレクサンダーは西ドイツへ。

彼には彼女のライナーもできて同居を始めるがクリスティアーネは目を覚さない。

病院では看護師でソ連からの留学生のララと出会う。

彼は衛星アンテナの整備の仕事を得てララと着実に距離を縮めてデートする。

ローベルトは医者でアレクサンダーは衛星アンテナのセールスを始める。

アレクサンダーはララと恋仲になりクリスティアーネは意識不明だがついに動きを見せる。

彼女は目を覚ましてアレクサンダーは声をかける。

まだ彼女は元通りになれるかわからず、記憶喪失の可能性があった。

そして東西統合などの余計なことはショックを与えると言われる。

アリアネは娘のポーラを見せてクリスティアーネはなぜ自分が倒れてるのか知らなかった。

アレクサンダーは倒れた日について嘘をついて家に連れ帰ろうとする。

アリアネは反対して医者はクリスティアーネの扱い方を教えて引き取ることに。

アレックスは余計なことを言いかねない隣人を避けてクリスティアーネを連れ帰る。

クリスティアーネは寝たきりでアレクサンダーを頼りにする。

アレクサンダーは買い出しに行くが東ドイツのスーパーは崩壊。

西側からお金が流れ込んでドイツは混乱してしまう。

アレクサンダーとアリアネはクリスティアーネの看病をする。

そして銀行口座のことで困ってると打ち明けてクリスティアーネの代わりに口座を使えるようにサインしてもらうことに。

クリスティアーネは記憶が混同しており、ローベルトが消えたことも忘れていた。

アレクサンダーはララと関係を持って東西ドイツはサッカーで一つになる。

アレクサンダーは校長を連れてバイクで走り、クリスティアーネの誕生日に連れてくる。

クリスティアーネはプレゼントをもらって西側の広告を見てびっくり。

ララはクリスティアーネに嘘をつくのは酷だと話してアレクサンダーと意見が食いちがう。

アレクサンダーはクリスティアーネを騙し続けてへそくりの場所を聞き出す。

そして換金市に行くが締め切りは過ぎていた。

ドイツはワールドカップで優勝してクリスティアーネは今でも社会主義至上主義。

アリアネは鼻血を出していてララは事実をクリスティアーネに言えと話す。

クリスティアーネはアリアネの娘のポーラと話して彼女は外に出てしまう。

そして外を出歩くとこれまでとは違う世界が広がっていた。

街には西側の物が溢れていてアレクサンダーはめざめてクリスティアーネがいないことに気づく。

彼は外に飛び出してレーニンの像が壊されてヘリコプターで運ばれるのをクリスティアーネは見る。

アリアネとアレクサンダーはクリスティアーネを連れ帰る。

そして順繰りにドイツが崩壊したニュースをクリスティアーネに見せる。

ドイツには難民が溢れていてクリスティアーネは私たちも協力しようと話す。

そして所持する小屋を使うと話してアリアネは嫌がる。

アリアネは旦那のライナーと出て行くことを宣言。

彼らは森に来てクリスティアーネはローベルトは女のために西に行ったのではないと話す。

ローベルトは社会主義の党に入らず非どい仕打ちを受けていて西ベルリンの大会のために亡命。クリスティアーネも行くはずだったが恐ろしくなったと話す。

クリスティアーネは死ぬまでにもう一度会いたいと話してアレクサンダーは退席。

ララが慰めに来てその後クリスティアーネは倒れてしまう。

アリアネはローベルトからの手紙を見つけて涙を流す。

クリスティアーネはまた意識不明になり心臓発作で死の淵に。

アリアネはローベルトの所在をアレクサンダーに知らせる。

クリスティアーネは難民を受け入れてやれとアレクサンダーに話す。

アレクサンダーは西ドイツに向かい、ローベルトと会う。

ローベルトは子供も他に生まれていて裕福な暮らしをしていた。

アレクサンダーはクリスティアーネが危篤だと話してローベルトは会いにくる。

クリスティアーネはまた記憶が混同していて2人は話す。

アレクサンダーは芝居を辞める決意をしてクリスティアーネのために東側の体制が終わるパーティーを催す。

クリスティアーネは東ドイツ崩壊を見届けて3日後に亡くなる。

所感

グッバイ社会主義…

よく聞く話だけど当時はこのように社会主義国の体制が崩壊するなんて夢にも思わなかったそうですね。

まぁ人間だから必ず欲が出るもので資本主義が勝つのは当たり前なんだけど思想としては社会主義は望ましいよね。

この映画も有名だけど僕ら世代には理解し難いことも多いな。人間の世界には不条理が多いわ。

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