2003年の映画『21グラム』を見ました!

この映画は人の命の重さを扱った名作ですね!

採点4.2/5.0

あらすじ

クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)は建築家の夫と2人の幼い娘に囲まれ幸せな家庭の主婦。また、ジャック(ベニチオ・デル・トロ)は刑務所から出所してからは神を信仰し、真面目に働き2人の子供と妻を養っている。一方、大学で数学を教えるポール(ショーン・ペン)は余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ日々だった。

以下ネタバレあり

冒頭ポールは寝ているクリスティーナを見つめる。

過去、クリスティーナは夫と娘2人がいた。

彼女は苦労して娘を産んでいてジャックは刺青がある男で前科者だった。

そして若者と話していてジェンガで遊ぶ。

彼は若者のニックを諭していて信仰を頼りに生きていた。

ポールは心臓病でドナーを病室で待ちわびていた。

そして病室を見渡してクリスティーナは部屋で気分が沈んでいた。

ポールの妻のメアリーは子供を持とうとしていて、体外受精を考えていた。

彼女はポールとの子供を昔持ちかけたが中絶していて、彼が命の危機に瀕してまた子供を欲しくなっていた。

ジャックはミサに励んでいてニックは表で揉めていて止めに入る。

しかし突っかかられて切れてしまい、牧師に怒られる。

ジャックには妻のマリアンヌと子供たちがいてポールは外で1人過ごしていた。

ジャックは刑務所に来ていて勾留されてクリスティーナはプールで泳ぐ。

ジャックはミサに参加していて子供たちと来ていた。

ポールは自宅療養していて彼は体調が良くない。

ポールはメアリーと話して次の瞬間彼は血を流していてクリスティーナがジャックに警察を呼ぶように叫んでいた。

ジャックはゴルフのキャディーの仕事をしていたが首の刺青でクレームを受けてクビにされてしまう。

ポールは回復していて抜き出された自分の心臓を見る。

その後彼はクリスティーナと車に乗っていて彼女を抱きしめるが彼女は殺さないといけないと誰かを狙っていた。

ジャックは家族で食事していてマリアンヌに解雇されたことを話す。

彼は子供に乱暴にあたってクリスティーナも家族で食事。

そして娘たちと笑い合っていてポールはメアリーと夜話す。

ポールはヘルパーをクビにしていて障害者扱いされたくなかった。

メアリーは誰が面倒見るんだと怒って、不妊治療に行ったことを話すがポールは嫌がる。

メアリーは強力してくれと話してその後ポールはクリスティーナの後ろにレジに並ぶ。

彼はクリスティーナを追いかけてジャックは家でパーティー。

クリスティーナは旦那の電話を聞いて笑みを浮かべて帰りを待つ。

しかしその後また電話を受けて顔色を変える。

マリアンヌは涙を浮かべて現場に来ていて、事故現場だった。

周りでは遺体がありメアリーは手術を受けることを決断。

ポールは協力することになり体外受精のために精子を出すことになる。

クリスティーナは病院に着いて旦那と娘が交通事故に遭っていた。

ジャックはパーティーしていてマリアンヌは彼が帰宅したことを知る。

マリアンヌは車に乗る彼をで迎えるがジャックは放心状態で震えていた。

彼は人を轢き逃げしたと話してマリアンヌはショックを受ける。

マリアンヌは車についた血を見て絶望する。

クリスティーナは次の瞬間ポールを介抱しながらジャックに車を急がせる。

ポールは虫の息で、過去にはメアリーの付き添いで医者に。

彼はドナーを受けることになり相手を知りたがるが明かしてもらえない。

メアリーは知らない方が良いだろうと話してクリスティーナは病院で娘たちが亡くなって、旦那は重症だと知る。

クリスティーナは絶望して泣き叫んでしまう。

マリアンヌはみんなに帰ってもらってジャックを守ろうとする。

そして車を隠してクリスティーナがプールで泳ぐのをポールは見る。

ジャックは前の上司に話しかけられて荷物を取りに来ていた。

彼は仕事を他に与えようとしていてクビにしたことを気にしていた。

クリスティーナはその後旦那も脳死になったことを知り、心臓ドナーの話を持ちかけられる。

ポールは病院から連絡を受けてドナーの提供者が出て来たことを知る。

ポールは手術を受けて、クリスティーナはドナーを承諾していた。

メアリーは病院を出る彼女を見てその後ポールは1人で過ごすクリスティーナを見て声をかける。

クリスティーナはかわしてポールは食事する彼女に1人で食べるのは心臓に良くないと話す。

彼女は過去に旦那から帰宅の電話を受けて彼らを待っていた。

ジャックは家で過ごして祈るように時間が経つ。

マリアンヌは事故現場に行って被害者が亡くなったことを話してジャックは出頭することを決める。

マリアンヌは止めようとしてあなたの義務はここにいることだと話す。

しかしジャックは出ていき、クリスティーナは子供たちのおもちゃを捨てる。

そして泣いてしまい、ポールはメアリーたちと快気祝い。

マリアンヌは必死で車を洗って血を拭き取る。

クリスティーナの家族の葬式が行われてポールはメアリーとまだ話し合ってないと話して少し険悪に。

メアリーは子供を持つことに頑なでクリスティーナは葬儀でみんなに心配される。

妹のアンは警察から電話が来て告訴しろと言われたと話すがクリスティーナは無気力。

クリスティーナは何をしても家族は戻らないと話して絶望。

ポールはドナーのことを聞き出していてクリスティーナの旦那のマイケルだと知る。

彼はマイケルのことを聞いてクリスティーナが妻でジャックがひき逃げをしたことを知る。

しかもジャックは前科者でポールは少し体調を崩す。

メアリーは前を向いてくれと話してキスする。

ジャックは仕事な話をもらっていてポールは銃を持って荒野に来ていた。

ポールはメアリーと体外受精の手術の日程を決める。

そこでメアリーが過去に中絶したことが明かされてポールは聞かされておらず、不機嫌に。

メアリーも喧嘩に応戦して戻っきたのは寂しかったからだろと言われてショック。

ポールは謝罪して自分たちはもうダメだと関係を精算することに。

ジャックは神父が面会に来て主に哀れみをこえと言われる。

ジャックは頭の中が地獄だと話して神に全てを捧げたが裏切られたと話す。

ポールはクリスティーナが入ったクラブに入ってクリスティーナは昔の知り合いからドラッグをもらう。

ジャックは留置所で自殺を試みるが吊るしたパイプが落ちてしまう。

ポールは店を出たクリスティーナに声をかけようとするが彼女は荒れていた。

そして飲酒運転しようとする彼女を止めてポールが運転して送ることに。

そして家まで来るがクリスティーナは寝てしまっていてポールは顔を撫でる。

マリアンヌは面会に来ていたがジャックは弁護士はいらないと話す。

そしてマリアンヌは神を信じるようになったあなたはわからないし、神がいなくても人生は続くと言い残す。

その後ジャックは建設現場で働いていてクリスティーナはモーテルにいた。

クリスティーナはポールと寝ていてポールは情報屋にジャックのいどころを聞いていた。

そして銃をもらっていてクリスティーナはプールの中で息を止める。

ポールはクリスティーナに話しかけてジャックはモーテルに泊まっていてポールは目撃。

ポールはクリスティーナに携帯の番号を教えて家まで送る。

そしてランチに誘ってクリスティーナも承諾する。

場面はマイケルと娘たちの場面になり、彼らは若者と話した直後に轢かれてしまう。

ポールは医師に今の心臓はまたすぐにダメになるからまた入院しろと言われてまた移植することになる。

マリアンヌはジャックを保釈して家へと連れ帰る。

そして帰宅して子供たちと再会するが息子は冷たい。

ポールはクリスティーナと食事して宇宙の話をする。

クリスティーナは泳ぐなどして気を紛らせていてポールを家に誘う。

ポールは寝ている彼女を見てポールはジャックを待ち受ける。

そして降りて来た彼に声をかけて銃を向けて連れ出す。

そして荒野に連れ出して銃をぶっ放す。

ジャックはその前にマリアンヌと関係を持っていた。

ジャックはひき逃げした娘と目があったと話してマリアンヌは抱きしめる。

ポールはクリスティーナの家に飾られた家族の写真を見て落ち込む。

ポールは彼女に愛を告げてまた会いたいと話す。

クリスティーナは結婚してると話して、別れを告げる。

ジャックはミサに来るがニックにニヤニヤ見られる。

ジャックは家で娘に自己のことを聞かれて居場所がない。

彼は罪を教会で懺悔してポールは電話を受けてクリスティーナからだった。

彼はまだメアリーと暮らしていて部屋を出てクリスティーナと話す。

クリスティーナは家に来て欲しいと話して、ポールはメアリーを残して外出しようとするが根掘り葉掘り聞かれる。

その後ポールは医者に連れてこられてクリスティーナとジャックが連れてくる。

ジャックは自分が撃ったと話して警察を呼ばれる。

ポールはクリスティーナに会いに来てあなたが頭から離れないと言われる。

クリスティーナはここ数ヶ月誰とも話さなかったけどあなたとは話してしまうけど名様かわからないと話す。

そして愛を告げた理由を聞いて泣いてしまい、ポールは抱きしめる。

2人はキスしてポールはマイケルの親族をドナーでもらったと明かす。

クリスティーナはショックを受けてビンタする。

そして出ていけと叫んでヒステリックに。

ポールは車で朝まで待っていてクリスティーナも無言で乗り込む。

2人は落ち着いて話してポールは命の恩人だと話す。

そしてどうしても提供者を知りたかったと話して自己のことをそれで知ったと明かす。

彼はそのことで心を痛めていて感謝を告げて力になれることをしようと思ったと話す。

クリスティーナは泣きながら抱きついて2人はキスする。

2人はその後関係を持ち、ジャックは1人で過ごすことを決めてマリアンヌに電話。

クリスティーナはポールの輸送のために輸血が必要だと言われて採血。

ポールはクリスティーナの家族の写真を見て胸を痛める。

そして部屋のドラッグを見てジャックはその頃証拠不十分で釈放される。

メアリーは荷物をまとめていて、ポールは円満に別れたいと話すがメアリーは1人でも人工授精すると話す。

そして出ていき、クリスティーナは事故の目撃者と話す。

クリスティーナはマイケルとの最後の通話を聴いて涙を流す。

ジャックはドラッグをやって自殺を考えるようになる。

そして十字架の刺青を焼く自傷行為に出て酒をかける。

ポールはクリスティーナのドラッグを止めて君にそんなものは必要ないと話すがクリスティーナはあんたに何がわかるの?と話す。

クリスティーナはジャックに恨みを向けて殺害を企てる。

ポールは彼女を宥めてクリスティーナは家族を失って生きていけないと話す。

そしてポールにあなたがマイケルの仇を取るんだと騒ぐ。

ポールはジャックに銃を向けて発砲するが外してお前は死んで当然だと話すが失せろと話す。

ポールは嘔吐してクリスティーナの血液は彼には使えなかった。

それはクリスティーナの血に薬物があったからで、彼女はポールの子を身篭っていた。

クリスティーナはモーテルの外に出て銃を持って座るポールに声をかける。

2人はジャックを殺しに来ていて、クリスティーナは殺したのか?と話す。

ポールは頷いて、死体は誰にも見つけられないと話す。

クリスティーナは銃を持ってもう帰ろうと部屋で話す。

夜になるとジャックはモーテルに帰ってきで寝ていた2人の部屋に来る。

クリスティーナは気づいてジャックは中に入ってくる。

クリスティーナはパニックになり、ジャックは殺せと話す。

ポールは銃を向けさせられてもみ合いになる。

ポールは倒されてクリスティーナはものでジャックを殴りつけて殺しかけるがその時ポールが自分の胸を撃ち抜く。

クリスティーナは銃声で止まってポールを介抱する。

クリスティーナはジャックに救急車を呼べと話してポールを運ぶ。

ポールは人はなぜ生きて死ぬのかと説いて病室のベッドで人が死ぬと21グラムウェイトが減ると話す。

それは何の重さだろうと話して人は何を失うのか、いつ21グラム減るのか、どれほど失うのかと話す。

クリスティーナはジャックと目が合い、ジャックは家族の元へ帰る。

ポールはどれだけ得られるのかと話してクリスティーナは自宅に戻って子供のおもちゃを握りしめる。

ポールは病院のベッドで1人寂しく最期の時を迎える。

所感

何を失うのか…

とてつもなく重い映画で、人の命とはどのようなものなのかを説いた映画ですね。出来はとても良いです。

時系列が無茶苦茶なんだけど繋がっていくんだよな。その経緯が最後にはつながるから問題ないけど。

ジャックの命とクリスティーナの家族の命、ポールの命はみんな平等。軽んじられて良い命はないんだよね。

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